今季でNBA7年目を迎えたクリスタプス・ポルジンギスは、これまでニューヨーク・ニックスとダラス・マーベリックスでプレーし、現在はワシントン・ウィザーズに所属している。
ラトビア出身の27歳はマブズ時代にスロベニア出身のルカ・ドンチッチとの”インターナショナルデュオ”として注目を浴び、チーム浮上の鍵を握る選手として期待されていた。だが、2018年2月に左ヒザの前十字靭帯断裂という大ケガを負うと、2018-19シーズンを全休。マブズに移籍した19-20シーズンこそ復活して平均20.4点、9.5リバウンドをあげたものの、22年2月にトレードでウィザーズに放出された。
ポルジンギスは『Yahoo! Sports』にドンチッチと共闘したマブズ時代をこう振り返っている。
「理論上では、完璧にフィットすると思われていた。でも実際は僕らが望んだ通りの形にはならなかったんだ。一緒にプレーして、うまく噛み合うことはなかった。期待されていたほどうまくはいかなかったんだ」
ポルジンギスは、ドンチッチとのコンビでプレーオフへ2度出場するも、ロサンゼルス・クリッパーズの前に2年連続でファーストラウンド敗退。20年はシリーズ第4戦からケガで戦線離脱、翌年は第7戦までもつれるも、平均13.1点、5.4リバウンドと№2オプションとしての役割を果たすことができなかった。
ポルジンギスを放出したマブズは、昨プレーオフで念願のファーストラウンド突破を飾ると、2回戦では前年ウエスト王者のフェニックス・サンズを撃破。リーグ頂点に立った11年以来となるカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。
その立役者となったドンチッチは、今季もリーグトップの平均33.4点に8.5リバウンド、8.5アシスト、1.8スティールを残し、MVP候補にも挙がっている。
コンビを解消し今は対戦相手となったが、ポルジンギスは元相棒の才能を手放しで称賛していた。
「ルカはこの世代を代表する才能の持ち主。だから彼を中心にして完璧なチームを作って、彼の能力を最大限に生かそうとするべきだよね? 僕はそれにふさわしい男ではなかっただけさ」
ウィザーズは現地時間11月10日にホームでマブズを113-105で撃破しているものの、ポルジンギスは左脚の痛みで欠場していた。そのため、ポルジンギスとドンチッチが今季コート上で競演するのは来年1月24日となる。
ポルジンギスがウィザーズの一員としてダラスへ凱旋し、ドンチッチら元チームメイトとコート上で激しくやり合う日を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ラトビア出身の27歳はマブズ時代にスロベニア出身のルカ・ドンチッチとの”インターナショナルデュオ”として注目を浴び、チーム浮上の鍵を握る選手として期待されていた。だが、2018年2月に左ヒザの前十字靭帯断裂という大ケガを負うと、2018-19シーズンを全休。マブズに移籍した19-20シーズンこそ復活して平均20.4点、9.5リバウンドをあげたものの、22年2月にトレードでウィザーズに放出された。
ポルジンギスは『Yahoo! Sports』にドンチッチと共闘したマブズ時代をこう振り返っている。
「理論上では、完璧にフィットすると思われていた。でも実際は僕らが望んだ通りの形にはならなかったんだ。一緒にプレーして、うまく噛み合うことはなかった。期待されていたほどうまくはいかなかったんだ」
ポルジンギスは、ドンチッチとのコンビでプレーオフへ2度出場するも、ロサンゼルス・クリッパーズの前に2年連続でファーストラウンド敗退。20年はシリーズ第4戦からケガで戦線離脱、翌年は第7戦までもつれるも、平均13.1点、5.4リバウンドと№2オプションとしての役割を果たすことができなかった。
ポルジンギスを放出したマブズは、昨プレーオフで念願のファーストラウンド突破を飾ると、2回戦では前年ウエスト王者のフェニックス・サンズを撃破。リーグ頂点に立った11年以来となるカンファレンス・ファイナルまで勝ち進んだ。
その立役者となったドンチッチは、今季もリーグトップの平均33.4点に8.5リバウンド、8.5アシスト、1.8スティールを残し、MVP候補にも挙がっている。
コンビを解消し今は対戦相手となったが、ポルジンギスは元相棒の才能を手放しで称賛していた。
「ルカはこの世代を代表する才能の持ち主。だから彼を中心にして完璧なチームを作って、彼の能力を最大限に生かそうとするべきだよね? 僕はそれにふさわしい男ではなかっただけさ」
ウィザーズは現地時間11月10日にホームでマブズを113-105で撃破しているものの、ポルジンギスは左脚の痛みで欠場していた。そのため、ポルジンギスとドンチッチが今季コート上で競演するのは来年1月24日となる。
ポルジンギスがウィザーズの一員としてダラスへ凱旋し、ドンチッチら元チームメイトとコート上で激しくやり合う日を楽しみに待ちたいところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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