現地時間12月27日、ワシントンDCのキャピタル・ワン・アリーナでワシントン・ウィザーズとフィラデルフィア・セブンティシクサーズの一戦が行なわれた。

　連勝を狙うウィザーズはモンテ・モリス、ブラッドリー・ビール、カイル・クーズマ、クリスタプス・ポルジンギス、ダニエル・ギャフォードがスタートした。

　開始３分で２－８とシクサーズに先行されたウィザーズだが、ビールやポルジンギスのジャンパー、タージ・ギブソンの３ポイントプレー、デニ・アブディヤの３ポイントなどで逆転に成功。

　復帰３戦目の八村塁は第１クォーター残り３分半に登場。残り２分にファウルで得たフリースローを２本決め、初得点を記録。ウィザーズは32－30とリードして最初の12分を終える。

　第２クォーター、八村はモントレズ・ハレルに１オン１を仕掛け、フェイダウェイジャンパーをヒット。残り10分半には速攻からレイアップを決めて６点目をあげる。

　好調の八村は残り８分40秒にジェームズ・ハーデンをかわしゴール下でフィニッシュ。６分10秒にはビールのミスショットを押し込み、早くも10点目に到達。ウィザーズはクォーター終了間際にビールが３ポイントを決め、67－55と12点リードで後半戦へ。
  　後半に入っても試合の主導権を握るウィザーズは、残り９分10秒にポルジンギスのダンクで76－60と16点差をつける。その後、シクサーズに連続３ポイントを決められるが、前半２得点と大人しかったクーズマも３ポイントを連続で決め、リードを保つ。

　しかし８連勝中のシクサーズもジョエル・エンビードのダンクやフリースロー、ハーデンの個人技で追い上げ、94－85とウィザーズの９点リードでこのクォーターを終了。

　第４クォーターの初得点は八村。ゴール下でハレルのファウルを誘い、２本のフリースローを着実に決める。96－93と３点差に詰め寄られた残り９分35秒にはミドルジャンパーを沈めた。

　守備ではエンビードとハーデンの連携プレーを止められず、残り３分で１点差に迫られたウィザーズだったが、ポルジンギスの３ポイント、さらに終盤にチーム全体で好ディフェンスを見せ、116－111で勝利。シクサーズの連勝を８でストップさせた。

　今季成績を14勝21敗（勝率40.0％）としたウィザーズはポルジンギスが24得点、10リバウンド、ビールが19得点、５アシスト、クーズマが14得点、８リバウンド、モリスが８得点、７アシストをマーク。

　八村は21分間の出場で14得点、１リバウンド、フィールドゴール成功率50％（５／10）、フリースロー成功率100％（４／４）という成績だった。

　ウィザーズは明日、ホームでフェニックス・サンズと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部