ブルックリン・ネッツのカイリー・アービングは現役トップクラスのポイントガードである一方で、歯に衣着せぬ物言いや、新型コロナウイルスのワクチン接種を拒んで欠場するなど素行の悪さから、アンチ役の印象も強い。
しかし、クリーブランド・キャバリアーズで同僚だったケビン・ラブは、フランチャイズの永久欠番になってしかるべき存在だと主張している。
2011年のドラフト全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズに入団したアービングは過去11年間のキャリアで、リーグ優勝1回、オールNBAチーム選出3回、オールスター出場7回を誇る。さらに19年のネッツ加入後は、今季を含めて4シーズン連続で平均25点超えと実力は申し分ない。
ただ、2021-22シーズンは新型コロナウイルスのワクチン接種拒否で開幕から出遅れ、シーズン中に「コーチは必要ない」「俺の人生で何をすべきかについて、誰かが俺に教えることもない」などと語ったように、独特な感性の持ち主としても知られ、今季に入ってからは反ユダヤ主義的とも取られるツイートが原因でチームから出場停止処分も食らった。
近年は“憎まれ役”のイメージが先行しているが、アービングは現地時間12月26日のキャブズ戦で32得点(フィールドゴール11/19、3ポイント7/11、フリースロー3/4)、4リバウンド、5アシストを記録して125-117の勝利に貢献。特に、第4クォーターに爆発し、ケビン・デュラントがファウルアウトした残り2分弱でギアを上げたパフォーマンスは評価に値した。
16年にともにリーグ優勝の喜びを分かち合ったキャブズのラブは『cleveland.com』に対し、「あのレベルのパフォーマンスは以前見たことがある。彼のシュートに関しては、座って『できることはほとんどない』と言わないといけない。キャリアを通してそうだし、彼がリーグで特別な選手であり続けている理由だ」とアービングを称賛した。
また、ラブはアービングのキャブズでの永久欠番入りに関しても「キャリアが終わった後、すぐにすべきだ。議論の余地はない。彼はそこにいないといけない」と推奨した。
「フランチャイズ史上最大のシュート、ファイナルの歴史上最も重要なシュートのひとつを決めた。クリーブランドの街にどんな意味を持つのか、彼自身のレガシー、レブロン(ジェームズ)のレガシー、(対戦した)歴史的に偉大なゴールデンステイト(ウォリアーズ)にとって何を意味するのか。(アービングに対する)ブーイングの意味がよく分からない。
政治的な面、宗教的な面から言うなら、理解できる部分はある。でも、バスケットボール選手としてのカイリーの実力、そしてこのチーム、クリーブランド、オハイオ州に何をもたらしたかを考えれば、彼がこの地に来るたびに大きな拍手を受けるべきだ。(アービングがチームを去ってから)僕たちが彼を愛するのに十分な時間がもう経ったと思う」
ラブはかつて共闘したアービングに対して、最後までリスペクトの姿勢を貫いていた。
構成●ダンクシュート編集部
しかし、クリーブランド・キャバリアーズで同僚だったケビン・ラブは、フランチャイズの永久欠番になってしかるべき存在だと主張している。
2011年のドラフト全体1位指名でクリーブランド・キャバリアーズに入団したアービングは過去11年間のキャリアで、リーグ優勝1回、オールNBAチーム選出3回、オールスター出場7回を誇る。さらに19年のネッツ加入後は、今季を含めて4シーズン連続で平均25点超えと実力は申し分ない。
ただ、2021-22シーズンは新型コロナウイルスのワクチン接種拒否で開幕から出遅れ、シーズン中に「コーチは必要ない」「俺の人生で何をすべきかについて、誰かが俺に教えることもない」などと語ったように、独特な感性の持ち主としても知られ、今季に入ってからは反ユダヤ主義的とも取られるツイートが原因でチームから出場停止処分も食らった。
近年は“憎まれ役”のイメージが先行しているが、アービングは現地時間12月26日のキャブズ戦で32得点(フィールドゴール11/19、3ポイント7/11、フリースロー3/4)、4リバウンド、5アシストを記録して125-117の勝利に貢献。特に、第4クォーターに爆発し、ケビン・デュラントがファウルアウトした残り2分弱でギアを上げたパフォーマンスは評価に値した。
16年にともにリーグ優勝の喜びを分かち合ったキャブズのラブは『cleveland.com』に対し、「あのレベルのパフォーマンスは以前見たことがある。彼のシュートに関しては、座って『できることはほとんどない』と言わないといけない。キャリアを通してそうだし、彼がリーグで特別な選手であり続けている理由だ」とアービングを称賛した。
また、ラブはアービングのキャブズでの永久欠番入りに関しても「キャリアが終わった後、すぐにすべきだ。議論の余地はない。彼はそこにいないといけない」と推奨した。
「フランチャイズ史上最大のシュート、ファイナルの歴史上最も重要なシュートのひとつを決めた。クリーブランドの街にどんな意味を持つのか、彼自身のレガシー、レブロン(ジェームズ)のレガシー、(対戦した)歴史的に偉大なゴールデンステイト(ウォリアーズ)にとって何を意味するのか。(アービングに対する)ブーイングの意味がよく分からない。
政治的な面、宗教的な面から言うなら、理解できる部分はある。でも、バスケットボール選手としてのカイリーの実力、そしてこのチーム、クリーブランド、オハイオ州に何をもたらしたかを考えれば、彼がこの地に来るたびに大きな拍手を受けるべきだ。(アービングがチームを去ってから)僕たちが彼を愛するのに十分な時間がもう経ったと思う」
ラブはかつて共闘したアービングに対して、最後までリスペクトの姿勢を貫いていた。
構成●ダンクシュート編集部
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