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「バスケ選手として成長している」ネッツ指揮官が渡邊雄太を高評価!「誰とでも快適にプレーしている」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.01.08

今季の渡邊は26試合の出場で平均7.5点、2.8リバウンド、フィールドゴール成功率55.5%、3ポイント成功率52.1%をマークしている。(C)Getty Images

 現地時間1月6日に行なわれたニューオリンズ・ペリカンズ戦。ブルックリン・ネッツは残り約1分からカイリー・アービングの5連続得点で抜け出し、108-102で制してここ19戦で17勝目を飾った。

 この試合、ネッツではケビン・デュラントがゲームハイの33得点に10リバウンド、2ブロック、さらにアービングが19得点、5リバウンド、5アシスト、TJ・ウォーレンが15得点、ロイス・オニールが14得点、7リバウンド、2スティール、2ブロック、ニック・クラクストンが9得点、9リバウンド、4アシスト、5ブロック、ベン・シモンズが6リバウンド、10アシスト、3スティールをあげた。

 一方、今季26試合目となった渡邊雄太は8分50秒の出場で3ポイント1本を決めて3得点も、後半はわずか1分8秒のプレータイムに終わった。

 とはいえ、渡邊はイースタン・カンファレンス2位の26勝13敗(勝率66.7%)のネッツで、チーム9位の平均18.3分の出場時間を手にしており、7.5点、2.8リバウンドに加え、いずれも自己ベストのフィールドゴール成功率55.5%、3ポイント成功率52.1%(平均1.5本成功)を残している。
 
 2日に米紙『New York Post』で公開された記事のなかで、ジャック・ヴォーンHC(ヘッドコーチ)は、28歳の日本人フォワードをこのように評していた。

「彼はすべてのことを少しずつこなしている。チームの皆が彼へボールを回してシュートさせていることは見て分かるはずだ。我々はそのことにかけて完全に自信を持っている。それに、今ではボールを持ち、ペイントにいようが、ペイントへ詰めていこうとも、しっかり触っているよ。

 リング付近やいいポジションにいて、リムへ見事なドライブをアグレッシブにしている。彼はバスケットボール選手として成長しているんだ。ゲームへ臨むにあたって、彼は誰とでも快適にプレーしている。それが彼自身のことを助けていると思うね」

 年明け以降は3戦連続で1桁得点に終わっているが、指揮官が語るようにプレーヤーとして着実に成長を続けている渡邊。今後もネッツで重要な役割を任されそうだ。

文●秋山裕之(フリーライター)
 
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