今季のNBAは各チームの戦力が拮抗しており、とりわけウエスタン・カンファレンスのプレーオフ争いは熾烈で、7位から13位まででわずか2.5ゲーム差と混戦状態となっている。現時点での順位は以下の通りだ(チーム名は略称、カッコ内は勝率)。
■ウエスト7位~13位の順位(7~10位がプレーイン・トーナメント出場圏内)
7位:ウルブズ 34勝33敗(50.7%)
8位:クリッパーズ 34勝33敗(50.7%)
9位:レイカーズ 32勝34敗(48.5%)
10位:ペリカンズ 31勝34敗(47.7%)
11位:サンダー 31勝34敗(47.7%)
12位:ブレイザーズ 31勝34敗(47.7%)
13位:ジャズ 31勝35敗(47.0%)
※成績が同じチームは直接対決の成績で順位を決定
昨年11月末からケガでエースのカール・アンソニー・タウンズを欠いているウルブズだが、1月に11勝5敗と勝ち越して勝率5割に復帰。3月末にウォリアーズ、キングス、サンズ、レイカーズとの4連戦が控えており、ここで踏ん張れるかが2年連続プレーオフ出場の大きなポイントになる。
クリッパーズはラッセル・ウエストブルック獲得後に5連敗を喫するも、3月5日にグリズリーズに逆転勝ちを収め、悪い流れを断ち切った。カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ウエストブルックが並ぶ先発陣に加え、ノーマン・パウエル、メイソン・プラムリー、ボーンズ・ハイランドなどベンチの層もリーグトップクラスだけに、チーム全体にケミストリーが生まれれば急浮上も考えられる。
レイカーズは大黒柱のレブロン・ジェームズが2月26日の試合で右足の腱を痛めて離脱。万事休すと思われたが、2番手アンソニー・デイビスの奮闘のほか、オースティン・リーブスやジャレッド・ヴァンダービルト、トロイ・ブラウンJr.ら若手も台頭。
オールスター後は5勝2敗、レブロン不在後も3勝2敗と尻上がりに調子を上げ、本日の試合ではグリズリーズを下してウエスト9位に浮上した。今後もこの勢いを維持しプレーオフに滑り込んでレブロンが復帰できれば、上位陣にとって不気味な存在になりそうだ。
12月終了時点でペリカンズは23勝13敗でナゲッツに次いでウエスト2位につけていた。しかしザイオン・ウィリアムソンが右ハムストリングを痛めて戦列を離れると、1月中旬から悪夢の10連敗。3月上旬には控えガードのホセ・アルバラードとビッグマンのラリー・ナンスJr.もケガで数週間の離脱が決定するなど、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。
伸び盛りのサンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを中心に善戦している。3月7日にはウォリアーズに勝利して3連勝を飾ったが、残り17試合のうちサンズ(3試合)、ウォリアーズ(1試合)、クリッパーズ(2試合)と合計6試合が組まれている。百戦錬磨のベテランが揃うチーム相手に、経験不足が仇になるかもしれない。
デイミアン・リラード率いるブレイザーズは開幕15試合で10勝とスタートダッシュに成功。だが守備の弱さが響き、シーズンが進むごとに順位を落としている。ジャズもスタートは良かったが、昨年末から黒星が先行。今後は前者がリラード、後者はラウリー・マルッカネンのパフォーマンス次第だ。
ここではプレーオフスポットを争う7チームを取り上げたが、5位のマブズと昨季王者ウォリアーズも34勝32敗(勝率51.5%)とプレーオフは決して安泰とは言えない。今季はシーズン最終戦まで見逃せない戦いが続きそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
■ウエスト7位~13位の順位(7~10位がプレーイン・トーナメント出場圏内)
7位:ウルブズ 34勝33敗(50.7%)
8位:クリッパーズ 34勝33敗(50.7%)
9位:レイカーズ 32勝34敗(48.5%)
10位:ペリカンズ 31勝34敗(47.7%)
11位:サンダー 31勝34敗(47.7%)
12位:ブレイザーズ 31勝34敗(47.7%)
13位:ジャズ 31勝35敗(47.0%)
※成績が同じチームは直接対決の成績で順位を決定
昨年11月末からケガでエースのカール・アンソニー・タウンズを欠いているウルブズだが、1月に11勝5敗と勝ち越して勝率5割に復帰。3月末にウォリアーズ、キングス、サンズ、レイカーズとの4連戦が控えており、ここで踏ん張れるかが2年連続プレーオフ出場の大きなポイントになる。
クリッパーズはラッセル・ウエストブルック獲得後に5連敗を喫するも、3月5日にグリズリーズに逆転勝ちを収め、悪い流れを断ち切った。カワイ・レナード、ポール・ジョージ、ウエストブルックが並ぶ先発陣に加え、ノーマン・パウエル、メイソン・プラムリー、ボーンズ・ハイランドなどベンチの層もリーグトップクラスだけに、チーム全体にケミストリーが生まれれば急浮上も考えられる。
レイカーズは大黒柱のレブロン・ジェームズが2月26日の試合で右足の腱を痛めて離脱。万事休すと思われたが、2番手アンソニー・デイビスの奮闘のほか、オースティン・リーブスやジャレッド・ヴァンダービルト、トロイ・ブラウンJr.ら若手も台頭。
オールスター後は5勝2敗、レブロン不在後も3勝2敗と尻上がりに調子を上げ、本日の試合ではグリズリーズを下してウエスト9位に浮上した。今後もこの勢いを維持しプレーオフに滑り込んでレブロンが復帰できれば、上位陣にとって不気味な存在になりそうだ。
12月終了時点でペリカンズは23勝13敗でナゲッツに次いでウエスト2位につけていた。しかしザイオン・ウィリアムソンが右ハムストリングを痛めて戦列を離れると、1月中旬から悪夢の10連敗。3月上旬には控えガードのホセ・アルバラードとビッグマンのラリー・ナンスJr.もケガで数週間の離脱が決定するなど、プレーオフ進出に黄信号が灯っている。
伸び盛りのサンダーはシェイ・ギルジャス・アレキサンダーを中心に善戦している。3月7日にはウォリアーズに勝利して3連勝を飾ったが、残り17試合のうちサンズ(3試合)、ウォリアーズ(1試合)、クリッパーズ(2試合)と合計6試合が組まれている。百戦錬磨のベテランが揃うチーム相手に、経験不足が仇になるかもしれない。
デイミアン・リラード率いるブレイザーズは開幕15試合で10勝とスタートダッシュに成功。だが守備の弱さが響き、シーズンが進むごとに順位を落としている。ジャズもスタートは良かったが、昨年末から黒星が先行。今後は前者がリラード、後者はラウリー・マルッカネンのパフォーマンス次第だ。
ここではプレーオフスポットを争う7チームを取り上げたが、5位のマブズと昨季王者ウォリアーズも34勝32敗(勝率51.5%)とプレーオフは決して安泰とは言えない。今季はシーズン最終戦まで見逃せない戦いが続きそうだ。
構成●ダンクシュート編集部
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