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「眠りにつくのが大変だった」デュラントが待望の本拠地デビュー!要所の得点で勝利に貢献し「ここから築き上げていくだけだ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2023.03.31

3週間の離脱を経て待望の本拠地デビューを飾ったデュラント。出場試合でサンズは無敗を誇っている。(C)Getty Images

 現地時間3月29日、フェニックス・サンズはホームのフットプリント・センターでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。同点16回、リードチェンジ18回となった激戦を107-100で制した。

 3連勝のサンズは、デビン・ブッカーが29得点、5アシスト、4スティール、クリス・ポールが19得点、6アシスト、2スティール、キャメロン・ペインが11得点、ジョシュ・オコーギーが10得点、9リバウンド、2スティール、ディアンドレ・エイトンが10得点、3ブロックで勝利に貢献。

 そしてこの試合からケビン・デュラントが待望の復帰。8日のオクラホマシティ・サンダー戦前のウォームアップで左足首を捻挫し、戦線離脱を余儀なくされていた男は、移籍から1か月半以上を経てようやく本拠地デビューを飾ると、ファンから大歓声で迎えられた。

「今日は眠りにつくのが大変で、試合について考えてしまった」と明かした34歳のスーパースターは、前半はフィールドゴール成功率12.5%(1/8)の3得点と沈黙。試合全体でも今季ワーストの成功率27.8%(5/18)と苦しんだが、相手の反撃を受けた第4クォーター序盤に2本の3ポイントを沈めるなど、28分53秒の出場で16得点、8リバウンド、4アシストをマークした。
 
「戻ってくることができて嬉しい。このチームの一員となり、またプレーできていることを嬉しく思う。あとはここから築き上げていくだけだ」とデュラント。

 シュートタッチに苦しんだとはいえ、モンティ・ウィリアムズHC(ヘッドコーチ)はデュラントについて特に心配していないと語った。

「シューティングの数字を見たら『あれはケビンではない』となるだろう。ただ、これは彼にとって(サンズ加入後)4試合目であり、どれほど(試合から)離れていたことか。彼はコートの両エンドで戦ったと思う。まずは心肺機能を自身の求めるレベルへ戻す必要がある。そうなれば、我々の知るケビンを見ることになるだろう」

 30日終了時点で、サンズはウエスタン・カンファレンス4位の41勝35敗(勝率53.9%)。3位のサクラメント・キングス(46勝30敗/同60.5%)との5.0ゲーム差を覆すことは厳しい一方、5位のロサンゼルス・クリッパーズ(41勝36敗/同53.2%)が0.5ゲーム、6位のゴールデンステイト・ウォリアーズ(40勝37敗/同51.9%)が1.5ゲーム差で追っているため、残り6試合も気を抜けない状況だ。
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