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【NBA】レイカーズが延長の熱戦を制して突破に王手!レブロンが圧巻の「22-20」、八村は7得点と守備で貢献<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.04.25

レイカーズがホームで連勝して突破へ王手。レブロンが20年目にして自己最多を更新する20リバウンドと牽引した。(C)Getty Images

 現地時間4月24日、カリフォルニア州ロサンゼルスのクリプトドットコム・アリーナでプレーオフの1回戦第4戦が行なわれ、ウエスタン・カンファレンス第7シードのロサンゼルス・レイカーズが第2シードのメンフィス・グリズリーズに117-111で勝利。延長におよぶ熱戦を制し、シリーズ3勝1敗と王手をかけた。

 レイカーズは過去3戦と同様、ディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、ジャレッド・ヴァンダービルト、アンソニー・デイビスが先発。対するグリズリーズはジャ・モラント、デズモンド・ベイン、ディロン・ブルックス、ゼイビア・ティルマン、ジャレン・ジャクソンJr.と両軍不動の5人でスタートした。

 序盤はグリズリーズが先制するも、レイカーズもヴァンダービルトが最初の6分間で10得点、2ブロックと攻守にわたる活躍で逆転。再びリードを許した第1クォーター残り5分12秒には八村塁がレブロンとの交代でコートに入ると、同3分13秒に逆転のジャンパーを成功。29-23とレイカーズのリードで最初の12分間を終えた。

 第2クォーター、レイカーズはベンチ陣の奮闘もあって最大15点差をつけるも、前半終盤にグリズリーズが反撃。残り4分で14-1のランを仕掛け、54-52と2点差に追いついて折り返した。

 後半は勢いに乗るグリズリーズがリードを奪い返してレイカーズが追いかける展開。第3クォーター残り13秒には八村の3ポイントで81-81の同点となるも、直後にモラントが八村越しのダンクを決めて83-81で第4クォーターへ。
 
 第4クォーター中盤、レイカーズは八村を下げてラッセルを投入。残り5分からそのラッセルが3連続3ポイントを決めて五分に戻すが、残り1分45秒に痛恨のファウルアウト。再び八村がコートに送り出される。

 102-102で迎えた残り10秒、レイカーズはレブロンのドライブから八村がダンクを狙うも、ジャクソンJr.がブロックし、速攻で勝ち越し。しかし次の攻撃ではレブロンがレイアップをねじ込み、104-104で試合は延長に突入する。

 5分間の延長ではレイカーズが4点を先制。その後はレブロンを中心に流れを掌握し、ホームの大歓声とともに大熱戦を制した。

 勝利の殊勲者はやはりレブロンだ。38歳のキングはこの日、45分28秒間コートに立ち、22得点に加えてキャリアハイの20リバウンド、7アシスト、2ブロックと獅子奮迅の働き。そのほかリーブスがチーム最多の23得点、ラッセルが17得点、ヴァンダービルトが15得点、デイビスが12得点、11リバウンド、4ブロックをあげた。

 第1戦から29得点、20得点、16得点と好調だった八村はベンチから26分19秒間のプレーで7得点(フィールドゴール2/9、3ポイント1/4、フリースロー2/2)、6リバウンド、1アシスト。連続2桁記録は途切れたものの、第4クォーター終盤から延長にかけてコートに立ち続け、ジャクソンJr.への身体を張った守備などでチームを支えた。

 敗れたグリズリーズはベインがプレーオフ自己最多の36得点、モラントが19得点、7アシスト、ジャクソンJr.が14得点、14リバウンド、5ブロックをあげるも、チーム全体ではフィールドゴール成功率39.6%と2戦連続で4割以下。3ポイント成功率21.4%(9/42)も痛かった。

 第5戦は26日(日本時間27日)、再びメンフィスに戻って行なわれる。

構成●ダンクシュート編集部

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