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NBA

【NBAファイナル】ナゲッツがヒートに快勝し初優勝に王手!新記録樹立のマレーやゴードン、ブラウンがチームの危機を救う<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.06.10

ファイナル史上初の記録を達成したマレー。第4クォーター、ヨキッチ不在の危機を救った。(C)Getty Images

ファイナル史上初の記録を達成したマレー。第4クォーター、ヨキッチ不在の危機を救った。(C)Getty Images

 現地時間6月9日、デンバー・ナゲッツとマイアミ・ヒートによるNBAファイナル第4戦がカセヤ・センターで行なわれ、アウェーのナゲッツが108-95で快勝。シリーズ成績を3勝1敗とし、フランチャイズ史上初のNBA制覇に王手をかけた。

 両軍の先発は、どちらも第2、3戦と同様。ヒートがゲイブ・ヴィンセント、マックス・ストゥルース、ジミー・バトラー、ケビン・ラブ、バム・アデバヨの5人、ナゲッツはジャマール・マレー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、マイケル・ポーターJr.、アーロン・ゴードン、ニコラ・ヨキッチがスターティングラインナップに並んだ。

 試合は第1クォーター、ロースコアな展開となったなかでバトラーが9得点&終了間際に逆転ブザービーターを決める活躍を見せ、ヒートが21-20とリード。しかし第2クォーターは一転してペースが上がり、15得点を叩き出したゴードンを中心にナゲッツが35点を奪って一気に逆転。55-51と4点リードで後半に突入する。

 第3クォーター、ヒートのシュートミスやターンオーバーが目立つなかでナゲッツがじわじわと点差を広げ、最大13点までリードを拡大。だが第4クォーター、開始2分半でヨキッチが5個目ファウルを犯してベンチに下がると、バトラーを中心にヒートが5点差まで接近。得意の第4クォーターで彼らの逆転劇が始まるかと思われた。
 
 しかしヨキッチ不在の時間帯、マレーが自らのショットやアシストでゲームをつなぐと、残り5分からブルース・ブラウンが8連続得点と暴れ回り、残り1分49秒にコールドウェル・ポープが点差を14点に広げる3ポイントを沈めてジ・エンド。終盤に驚異的な強さを見せるヒートをねじ伏せてみせた。

 ナゲッツはゴードンがゲームハイの27得点を奪取したほか、ヨキッチが23得点に12リバウンド、さらにマレーは15得点に加え12アシストを記録し、ファイナルデビュー戦から4試合連続で10アシスト以上をマークした史上初の選手に。そのほか、第4クォーターに大爆発したB・ブラウンは、ベンチから21得点を稼ぎ出した。

 一方のヒートはバトラーが25得点、アデバヨは20得点に11リバウンドをマークしたほか、ダンカン・ロビンソンがベンチから12得点を奪取。カイル・ラウリーが13得点に7アシスト、ラブが3本の3ポイントを含む12得点に身体を張ったリバウンドを見せるなどベテラン勢が奮闘した反面、ストゥルースとヴィンセントは計2得点と不発に終わった。

 第5戦は中2日空いて12日(日本時間13日)、デンバーのボール・アリーナに戻って行なわれる。ナゲッツがホームで優勝を決めるのか、それともヒートが崖っぷちで踏みとどまるのか。要注目の一戦だ。

構成●ダンクシュート編集部

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