チケット完売だったはずが…まさかのガラガラ観客への波紋が広がっている。

　８月25日、日本を含むアジア３か国共催での「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」が開幕。FIBAランキング36位の日本代表は初戦で同11位のドイツと対戦し、63－81で敗れた。
【PHOTO】力強いパフォーマンスで会場の盛り上がりをサポートするバスケ日本代表オフィシャルチアリーダーズ「AKATSUKI VENUS」

　その試合で物議を醸したのが、日本ベンチ前の観客席に明らかな空席が目立った光景だ。日本のトム・ホーバス監督は試合後の会見で「ホームアドバンテージは作ってくれたが、最高とは言えない。満席じゃない。うちのベンチの前に誰もいない。なんで？」と首を傾げ、「次の試合はみなさん、来てください」と訴えた。

　さらに渡邊雄太も公式Ｘ（旧ツイッター）で「昨日の試合チケットは完売で、チケット欲しくても手に入らなかったって人たくさんいるって聞いてるのに、ベンチ前の席ガラガラだったの意味がわからなすぎる」と苦言を呈し、「大人の事情らしいけど、来ない人にチケット配るなら、ほんとに来たい人に売ってあげるべきでしょ」と力を込めた。

　そんな渡邊のポストを引用して、実際の観客席の俯瞰した画像をＸに投稿したのが馬場雄大だ。こちらはあえてメッセージを添えずに“無言の抗議”でファンに現状を紹介した。
  　馬場の投稿に対してコメント欄には、「マジで意味がわからん」「行きたい人だってたくさんいたのに！」「やっとの思いで上階のチケットは取れたが…」「ホームなのにこれはひどい」「大人の事情ってなんだよ！」「完売でチケット買えなかったのに！」「これは悲しい」「W杯にかける全てのプレイヤーへの侮辱だと感じます」などなど、ファンからの怒りに満ちた声が多く寄せられている。

　27日未明に公式サイトでチケットの再販売が開始されたようで、それを知らされた渡邊はＸで「おー！！」と反応。次戦（27日21時10分～）のフィンランド戦では、超満員の熱狂的な雰囲気が創出されると期待したい。

構成●THE DIGEST編集部

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