格上から大逆転で金星を掴んだ。

　日本の沖縄アリーナで開催されている「FIBAバスケットボールワールドカップ2023」 は27日、グループＥの日本（世界ランキング36位）がフィンランド（同24位）と対戦し、98－88で日本が勝利を収めた。Ｗ杯で過去未勝利だった欧州勢相手に大きな白星を挙げた。

　初戦のドイツ戦と同じスターティングメンバーで臨んだ日本。会場の大声援を受け、スタートから日本は好ディフェンス、積極的なリバウンドを展開し得点を重ねていく。だがフィンランドもNBAプレーヤーのラウリー・マルッカネン（ユタ・ジャズ）を中心に反撃。前半を36－46でフィンランドがリードして、ハーフタイムを迎える。

　日本は後半になると、若き司令塔・河村勇輝が躍動。早い展開からドリブルでシュートを決め、さらにはレイアップを仕掛けるなど、流れを日本に持ち込む。第４クォーターは富永啓生の３ポイント、ジョシュ・ホーキンソンの得点などで点差を縮めると、河村が右ウイングからレイアップ、そして勝負所で次々と３ポイントを突き刺し、日本が逆転に成功。昨シーズンのBリーグでMVPなど個人６冠に輝いた22歳の勢いは止まらず、フィンランドを一気に突き放した。
  　勝利のブザーが鳴った瞬間、会場は割れんばかりの熱狂的な歓声に包まれた。無論、SNS上も日本の大金星に狂喜乱舞のコメントが相次ぎ、「うおおおおおお!!!!勝ったあああああああ!!!!」「歴史的勝利」「やばい！涙出た…」「バスケで初めて叫んだ！」「まじで展開がスラムダンク」「歴史を変えた！ありがとう日本！」など賛辞が止まない。

　さらに試合を中継したテレビ朝日や動画配信サービス『DAZN』の動画コメント欄には殊勲の活躍を見せた河村の超絶プレーに大興奮。「勝利を手繰り寄せた河村のスリーポイントを永久保存したい！」「河村くんエグすぎ」「これが俺たちの河村勇輝だ！ノールックパスなんて彼の真骨頂」など称賛が溢れた。

　歴史を変えたアカツキジャパン。次戦は29日に世界ランキング３位のオーストラリアと、グループステージ突破を懸けて激突する。

構成●THE DIGEST編集部

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