10月24日に開幕するNBAの2023-24シーズンから、再び世界最高峰のバスケットボールリーグの試合を放送することが決まったWOWOWが、フェニックス・サンズに所属する渡邊雄太とWOWOW NBAアンバサダー契約を締結した。
"WOWOW NBAの顔"となる渡邊選手に、アンバサダー就任の思いや日本人最長となるNBA6シーズン目にかける意気込みなどを伺った。
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Q:WOWOWのNBAアンバサダーに就任された今のお気持ちをお聞かせください。
渡邊雄太(以下渡邊):自分も以前、WOWOWでNBAを観ていました。本当にすごく光栄なことですし、やっぱりもっと日本の皆さんにNBAを見てもらいたいと思っている中で、こういう機会をいただけたことで、ますます自分も頑張らなくてはいけないと思います。
Q:6シーズンぶりにWOWOWでのNBA放送・配信が決定しました。日本でのNBA視聴の機会が増えると思います。それに対して期待や喜びなどがあればお聞かせ下さい。
渡邊:特に昔から見ている人であれば、NBAと言えばWOWOWとイメージされる方が多いと思います。久々にWOWOWで放送されることによって、よりたくさんの方に見ていただけるんじゃないかと思っています。
自分がプレーしている姿だったり、(八村)塁がレイカーズでプレーする姿を、お子さんも含めて見てもらって、自分も子供の頃そうだったように、将来NBAでプレーしたいという夢を持つ子が1人でも多く増えてくれれば、と思います。僕はしっかり自分の仕事をサンズでやって、皆さんに楽しんでいただけるようなバスケットをやっていきたいです。
渡邊:戦っている僕たちにとっては、“僕対塁”ではなく、“サンズ対レイカーズ”ですし、レギュラーシーズン82試合の中の大事な1試合でしかないので、そこはあまり意識していないです。日本で見てくださっている皆さんは(日本人選手対決を)楽しみにしてくださっていると思いますし、彼はおそらくチームの中心選手として活躍してくれると思うので、僕もしっかりローテーション入りを勝ち取って、その中で結果を残せていければと思います。
Q:日本のファンに自分のどういったプレーを観てもらいたいですか?
渡邊:3ポイントシュートはもちろん観てもらいたいですけど、自分がどれだけコート上でハードにプレーしているのかっていうところも観てもらいたいです。そういう部分はボックススコアだけを見ていても現れない部分なので、やっぱり映像を観てもらって、自分がどれだけコート動き回っているかとか、どれだけ一生懸命チームのためにプレーしているかっていう部分も、ぜひ観ていただきたいです。
Q:今季の優勝候補と言われているサンズで求められている役割は?
渡邊:まずは3ポイントシュートです。昨シーズン、そこの活躍を評価されてサンズから声がかかったと思います。どのタイミングでも得点の取れる選手が3人(デュラント、ブッカー、ビール)もいるので、僕が無理に点を取りに行くような事は一切求められていないです。
僕がいることで、3ポイントが脅威になって、彼らのオフェンスするスペースができたり、相手チームは彼らに対しダブルチームにいかなくていけない場面もあります。そういう時にしっかり僕が3ポイントを決めることによって、ディフェンスは対応できなくなると思います。