６シーズンぶりにNBAを放送・配信するＷＯＷＯＷでは、10月27日に渡邊雄太が所属するフェニックス・サンズと八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズの対戦を放送・配信した。今季初の日本人対決にゲスト出演して興奮冷めやらぬWOWOW NBAファミリーの金子ノブアキに、久しぶりに出演した感想、渡邊と八村、さらに今季の注目チームなど熱く語ってもらった。

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――WOWOW NBAが６シーズンぶりに復活しました。久しぶりに出演して率直な感想をお願いします。

金子ノブアキ（以下金子）：この時をずっと待っていました。嬉しいですね。オフシーズンのどんな移籍情報よりも、最大のニュースはWOWOW NBAの復活です。

――金子さんの復帰初回の放送が、渡邊雄太選手と八村塁選手の対決でした。2人の日本人選手がNBAの舞台で躍動する姿を見てどのように感じましたか。

金子：2018-19シーズン（2010-11～2017-18シーズンをWOWOWでは放送）は、確か八村選手は、まだゴンザガ大にいたと思います。ルカ・ドンチッチ（ダラス・マーベリックス）とかもまだNBAにいなかったし、時代がひとつ巡ったところで日本人選手が普通に活躍していて、強豪チームに所属している。しかも指折りのスーパースターに大きく信頼されている。信じられないです。ミュージシャン界で言えば、ビートルズやローリング・ストーンズに加入したようなものではないですかね。
  ――以前インタビューで「田臥勇太選手のような日本人NBA選手を見たい」と言っていました。今やそれが実現して、今回は６度目の対決でした。

金子：田臥選手がNBAに行った時点で私みたいなNBA好きの人たちの夢は止まっていて、NBAは田臥選手でさえも数試合しか出られなかった厳しい世界です。田臥選手がパイオニアとして切り拓いた道に日本人が続き、５、６年プレーを続け、評価を上げながら生き残っているというのは、僕の想像を超えた世界です。海外スポーツの中でも（NBAは）日本人からしたら特に浮世離れした感覚で見ていたので感慨深いです。

　コーナースリーがリーグトップレベルで入るような渡邊選手みたいに、どのチームからも警戒されて、どのチームも欲しがる選手が出てくるなんて想像もしていませんでした。W杯での活躍も凄かったですし、遂にバスケットボールのターンが日本に来た感じですね。毎日が嘘のような感じです。

――日本時間11月11日（土）には、今シーズン２度目の日本人対決が行なわれます。見どころを教えてください。

金子：今日（27日）の試合では、サンズは主力のブラッドリー・ビールとデビン・ブッカーが不在でした。ケビン・デュラントを含めたビッグ３が揃えば、ボールを散らしてコーナーを空けることができるので、そこで渡邊選手が必要になってくると思います。第４クォーターの競った時に渡邊選手がローテーションに入っていて欲しいです。八村選手も積極的にシュートを打ちにいってアピールして欲しいですね。そして、その後もレイカーズに残ってチャンピオンチームの一員として名を刻んでほしいです。