現地時間12月9日(日本時間10日、日付は以下同)に行なわれたロサンゼルス・レイカーズとインディアナ・ペイサーズによるNBAインシーズン・トーナメント決勝は、レイカーズが123-109で快勝。NBAカップの初代王座に就いた。
この試合、ペイサーズは終始レイカーズにリードを許す苦しい展開だったものの、懸命に食らいつき、第4クォーター残り6分の時点では99-102とわずか3点のビハインド。しかしそこからアンソニー・デイビスを中心とした相手の猛攻を受け、0-13のランで一気に突き放され敗戦を喫した。
「試合の最初から最後まで、今夜の僕らは相手に圧倒されてしまった。ルーズボールやリバウンドもそうだし、肝心な時に止めることができなかった。彼らが僕らを圧倒した。だからイライラしている」
試合後にそう振り返ったのは、20得点、11アシストを記録したハリバートン。ペイサーズは計6選手が2桁得点を奪った一方、ペイントエリアの得点で44-86、リバウンド数で32-55と相手に主導権を握られてしまい、決勝戦は公式スタッツとして記録されないものの、フィールドゴール成功率36.8%(35/95)は今季最も低い数値だった。
それでもペイサーズがここまで勝ち上がると予想した者はほとんどいなかったはず。途中まで接戦を演じていたこともあり、十分に健闘したと言っていい。
レギュラーシーズン序盤からスタートしたインシーズン・トーナメントは、得失点差によって準々決勝進出チームが決定するフォーマットだった。そのため、一部の選手たちは困惑したものの、負けたら終わりの緊張感があり、当初の予想以上に盛り上がったと言えるだろう。ハリバートンもその点はポジティブに捉えていた。
「あの舞台に慣れることはいいことだった。お陰で、もっとそういった重みのある試合でプレーしたくなったよ。だから正しいやり方でシーズンをこなし、プレーオフへ進んでこの感覚を味わいたいね」
レギュラーシーズンは各チームが20試合前後を消化したばかり。ペイサーズにとってインシーズン・トーナメントを勝ち上がった経験は、この先にプラスの効果をもたらしてくれることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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この試合、ペイサーズは終始レイカーズにリードを許す苦しい展開だったものの、懸命に食らいつき、第4クォーター残り6分の時点では99-102とわずか3点のビハインド。しかしそこからアンソニー・デイビスを中心とした相手の猛攻を受け、0-13のランで一気に突き放され敗戦を喫した。
「試合の最初から最後まで、今夜の僕らは相手に圧倒されてしまった。ルーズボールやリバウンドもそうだし、肝心な時に止めることができなかった。彼らが僕らを圧倒した。だからイライラしている」
試合後にそう振り返ったのは、20得点、11アシストを記録したハリバートン。ペイサーズは計6選手が2桁得点を奪った一方、ペイントエリアの得点で44-86、リバウンド数で32-55と相手に主導権を握られてしまい、決勝戦は公式スタッツとして記録されないものの、フィールドゴール成功率36.8%(35/95)は今季最も低い数値だった。
それでもペイサーズがここまで勝ち上がると予想した者はほとんどいなかったはず。途中まで接戦を演じていたこともあり、十分に健闘したと言っていい。
レギュラーシーズン序盤からスタートしたインシーズン・トーナメントは、得失点差によって準々決勝進出チームが決定するフォーマットだった。そのため、一部の選手たちは困惑したものの、負けたら終わりの緊張感があり、当初の予想以上に盛り上がったと言えるだろう。ハリバートンもその点はポジティブに捉えていた。
「あの舞台に慣れることはいいことだった。お陰で、もっとそういった重みのある試合でプレーしたくなったよ。だから正しいやり方でシーズンをこなし、プレーオフへ進んでこの感覚を味わいたいね」
レギュラーシーズンは各チームが20試合前後を消化したばかり。ペイサーズにとってインシーズン・トーナメントを勝ち上がった経験は、この先にプラスの効果をもたらしてくれることだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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