12月12日(日本時間13日、日付は以下同)、ボストン・セルティックスは、ホームのTDガーデンでクリーブランド・キャバリアーズに120-113で勝利し、今季成績を17勝5敗(勝率77.3%)とした。
ここ15戦で12勝をあげたセルティックスは、ジェイソン・テイタムが25得点、10リバウンド、5アシスト、2ブロック、ジェイレン・ブラウンが25得点、4アシスト、クリスタプス・ポルジンギスが21得点、10リバウンド、2ブロックとビッグ3が活躍。さらにデリック・ホワイトが17得点、4リバウンド、4アシスト、2ブロック、ドリュー・ホリデーが11得点、4リバウンド、3スティールを記録した。
イースタン・カンファレンス首位を走るチームの主軸はテイタム、ブラウンというリーグ最高級のウイングデュオだが、今季加入のポルジンギスとホリデーの活躍、そして堅実なホワイトの働きも見逃せない。29歳のコンボガードは、ここまで19試合に出場して平均15.5点、3.8リバウンド、5.1アシスト、1.1スティール、0.9ブロックと、自己最高級のシーズンを送っている。
12日に地元メディア『NBC Sports Boston』へ公開された単独インタビューで、ホワイトはサンアントニオ・スパーズのレジェンドでアルゼンチン出身のマヌ・ジノビリに大きな影響を受けたことを明かした。
「サンアントニオからドラフトされて、僕はNBAラストシーズンのマヌを見てきた。彼はコートですべてをこなしていたわけじゃない。けど40(歳)なのに本当に効率的だった。そこで僕はそれを取り込むべく、彼と行動を共にしたんだ。あそこにドラフトされて、彼のような男から学べたことが、僕をものすごく高めてくれた。スペシャルな存在さ」
ホワイトは2017年のドラフト1巡目29位でスパーズから指名されて入団。ルーキーイヤーはジノビリの最終年にあたり、当時40歳のアルゼンチンの英雄は、65試合で平均8.9点、2.2リバウンド、2.5アシストをマークし、コート内外でチームの模範となった。
2年目からローテーションの座を勝ち取り、スパーズの主力に成長したホワイトは、2022年2月のトレードでセルティックスへ移籍。シーズン途中加入ながらすぐにチームにフィットし、同年のNBAファイナル進出に貢献。昨季は初のオールディフェンシブ2ndチーム入りを飾った。
今季もフィールドゴール成功率48.2%、3ポイント成功率42.5%(平均2.5本成功)、フリースロー成功率87.9%と高確率にショットを決めつつ、アシスト/ターンオーバー率で2.85と、リーグ有数の"効率的な選手"となっている。
「僕がコートにいる時は、できる限りベストな方法で勝利にインパクトを与えられるようにしている。とにかくコートへ出て、プレーをシンプルにしようとやっているんだ。僕は毎回ホームランを打とうとしているわけじゃない。ディフェンスの動きを見て、正しく読み取るようにしているだけさ」(ホワイト)
通算18回目の優勝を狙うセルティックスで存在感を発揮し続けるホワイト。スーパースターではないものの、チームの勝利のためには不可欠なプレーヤーと言えるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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イースタン・カンファレンス首位を走るチームの主軸はテイタム、ブラウンというリーグ最高級のウイングデュオだが、今季加入のポルジンギスとホリデーの活躍、そして堅実なホワイトの働きも見逃せない。29歳のコンボガードは、ここまで19試合に出場して平均15.5点、3.8リバウンド、5.1アシスト、1.1スティール、0.9ブロックと、自己最高級のシーズンを送っている。
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ホワイトは2017年のドラフト1巡目29位でスパーズから指名されて入団。ルーキーイヤーはジノビリの最終年にあたり、当時40歳のアルゼンチンの英雄は、65試合で平均8.9点、2.2リバウンド、2.5アシストをマークし、コート内外でチームの模範となった。
2年目からローテーションの座を勝ち取り、スパーズの主力に成長したホワイトは、2022年2月のトレードでセルティックスへ移籍。シーズン途中加入ながらすぐにチームにフィットし、同年のNBAファイナル進出に貢献。昨季は初のオールディフェンシブ2ndチーム入りを飾った。
今季もフィールドゴール成功率48.2%、3ポイント成功率42.5%(平均2.5本成功)、フリースロー成功率87.9%と高確率にショットを決めつつ、アシスト/ターンオーバー率で2.85と、リーグ有数の"効率的な選手"となっている。
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