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【NBA】渡邊雄太、3試合ぶり出場&5試合ぶり得点もサンズは大敗…次戦は全米注目のクリスマスゲーム<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2023.12.23

3試合ぶりにプレータイムを得た渡邊だが、3ポイントは3本放って1本も決められず。チームもキングスに完敗した。(C)Getty Images

 現地時間12月22日、フェニックス・サンズは敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスと対戦し、105-120で敗戦。渡邊雄太は3試合ぶりの出場で2得点、2リバウンドを記録した。

 サンズは離脱中のブラッドリー・ビールとジョシュ・オコーギーに続いて、センターのユスフ・ヌルキッチも個人的な理由で欠場。ケビン・デュラントとデビン・ブッカーを除く先発候補3人を欠いた状態での戦いとなった。

 立ち上がりから恐れていた通り、相手センターのドマンタス・サボニスにインサイドを攻められ、ドリュー・ユーバンクスが開始3分で2ファウル。その後は今季3試合目の出場となった代役のユドカ・アズブーキーが踏ん張ったものの、前半を終えて54-65と主導権を握られてしまう。

 前半から11人が起用される苦しい台所事情のなか、過去2試合出場のなかった渡邊も第1クォーター残り2分38秒に投入され、3試合ぶりにコートへ。だがヘルプディフェンスから立て続けに2つのファウルを取られ、2分強でベンチに下げられてしまう。
 
 後半、反撃に出たいサンズだったが、逆に開始から9連続失点で20点差をつけられる最悪のスタート。ディアロン・フォックスを起点としたキングスの変幻自在のオフェンスに翻弄され、第3クォーター中盤にはこの日最大の29点差。以降はブッカー、デュラントの個人技で何度か反撃の気配を見せたものの、焼け石に水に終わった。

 直近5試合で4勝目をあげたキングス(17勝10敗)はサボニスが28得点、11リバウンド、12アシストで今季4度目のトリプルダブルを達成。フォックスが23得点、7アシスト、3スティールをあげたほか、キーガン・マレーが21得点、ハリソン・バーンズが19得点と先発5人で102点を奪うバランスの良い攻撃を披露した。

 一方、2連敗で直近5戦4敗目を喫したサンズは、デュラントが28得点も7ターンオーバーとミスを多発。ブッカーが24得点、7アシスト、アズブーキーが11得点、11リバウンドと気を吐いたが、チーム全体で3ポイント成功率20.0%(5/25)、アシストはキングスの32本に対して19本と歯車が噛み合わなかった。

 渡邊は11分42秒間の出場で2得点(フィールドゴール1/4、3ポイント0/3)、2リバウンド、2ファウルの成績。第4クォーターは開始から起用されデュラント、ブッカーとのプレータイムも得たがチャンスで3ポイントを決めることはできず、大勢が決した残り1分過ぎにドライブから2ポイントをマークするにとどまった。

 14勝14敗でゴールデンステイト・ウォリアーズと並びウエスタン・カンファレンス10位となったサンズは次戦25日(日本時間26日)、ホームで同7位のダラス・マーベリックスと対戦する。同日は全米で注目の5カードが厳選されるクリスマスゲーム。渡邊にとっては初のビッグイベントとなるが、チームともども復調に期待したい。

構成●ダンクシュート編集部
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