ゴールデンステイト・ウォリアーズは今シーズンここまで、5連勝、6連敗、5連勝を記録するなど、浮き沈みの激しいシーズンを送っている。元NBA選手のギルバート・アリナスは、主力選手たちがお互いを補完できていないと指摘している。
今シーズンのウォリアーズは激動だ。ビッグ3の一角であるクレイ・トンプソンが11月に平均15.3点、FG成功率39.3%、3ポイント成功率35.1%とスランプに陥り、チームは6連敗を含む6勝9敗と苦戦。ドレイモンド・グリーンもすでに3度の退場処分を受け、現地時間12月12日(日本時間13日、日付は以下同)のフェニックス・サンズ戦でユスフ・ヌルキッチの顔を殴打し、リーグから無期限の出場停止処分を科されている。
12月16日のブルックリン・ネッツ戦から5連勝を飾り、勝率5割に復帰したものの、まだウエスト10位。平均28.3点をあげている35歳のステフィン・カリーは健康体を維持している反面、負担増によるケガのリスクやシーズン終盤の失速が懸念される。
現役時代にウォリアーズでプレー経験のあるアリナスはスポーツジャーナリストのボマニ・ジョーンズがホストを務めるポッドキャスト『The Right Time with Bomani Jones』に出演した際、カリー、トンプソン、グリーンを中心とした体制でリーグ優勝4回(2015、17、18年、22年)を果たしているウォリアーズに関して独自の見解を示している。
「ステフは優秀だからすぐに巻き返せると思っているだろう。彼は自分が年々良くなってる一方で、サポーティングキャストがそうではないことに気づいていないと思う。周囲の選手はステフという乗り物に乗っているだけだ。個々としてはいい選手たちだが、スキルセットは進化していない。
クレイ(トンプソン)がドリブルやポストプレー、プルアップからのステップバックができるようになればいいが、ステフは今以上にハードにプレーしないといけない。仲間の弱みをカバーできていないから、チームとしてはこれ以上良くならないんだ。クレイも同じだ。ポンプフェイク、右か左へのワンドリブル、シュート、クイックショット…などがついてきていない」
アリナスはウォリアーズが考え方を変える時に直面していることに触れつつ、「レイカーズのレブロン(ジェームズ)はカーメロ(アンソニー)を(チームから)追い出した。友情とバスケットボールの関係を上手く完成させた」とレブロンを引き合いに出し、“キング”の勝利への執着心を称えた。
ウォリアーズに関して、「ドレイモンドはステフよりもさらに重要(な存在)だ。ブロック、リバウンド、アシスト、スティール、ファウル誘発、得点以外でも貢献できる。ステフよりもチームにもたらす影響が大きい。代わりの存在がいないのは問題だ」と指摘したアリナス。状況に応じてトレードの必要性も検討すべきだと説いていた。
構成●ダンクシュート編集部
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クレイ(トンプソン)がドリブルやポストプレー、プルアップからのステップバックができるようになればいいが、ステフは今以上にハードにプレーしないといけない。仲間の弱みをカバーできていないから、チームとしてはこれ以上良くならないんだ。クレイも同じだ。ポンプフェイク、右か左へのワンドリブル、シュート、クイックショット…などがついてきていない」
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