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【NBA】八村塁が逆転の3ポイント含む17得点!“キング”レブロンに導かれたレイカーズが最大21点差を跳ね除けLA対決を制す<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.02.29

前半にダンク2発で10得点をあげた八村。残り5分からの投入で、逆転弾を決めるなどチームの勝利に大きく貢献した。(C)Getty Images

 現地時間2月28日、ロサンゼルス・レイカーズは同じLAのクリプトドットコム・アリーナを本拠地とするロサンゼルス・クリッパーズと激突。最大21点差を跳ね返し、116-112で大逆転勝利を収めた。10試合連続で先発出場を果たした八村塁は17得点、2リバウンド、1スティールをマークして勝利に貢献した。

 試合前の時点で37勝19敗でウエスタン・カンファレンス4位につける相手に対し、31勝28敗で10位のレイカーズはディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブスに八村、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとここ最近固定の布陣でスタート。ポール・ジョージとイビツァ・ズバッツが欠場したクリッパーズは、ジェームズ・ハーデン、テレンス・マン、アミール・コフィー、カワイ・レナード、ダニエル・タイスの先発となった。

 試合は立ち上がりから互いに点を取り合う白熱の展開。八村も開始1分半にゴール下で初得点をあげると、第1クォーター残り6分58秒には速攻からレブロンのワンタッチパスをダンクで叩き込み、同点に持ち込む。守備ではマッチアップしたレナードに4点プレーを献上する場面もあったが、レブロンの奮闘もあって29-30の1点差で最初の12分間を終えた。

 第2クォーターはクリッパーズに流れが傾くなか、八村が意地を見せる。残り6分12秒にペイント内のジャンパーを沈めると、直後にはミドルレンジの1オン1からディフェンダーを押し込み、この日2本目のスラムダンクを炸裂。終盤1分過ぎにはゴール下で受けたパスを確実につなげ、2桁得点に乗せて前半を折り返した。
 
 52-66と14点ビハインドで迎えた後半、レイカーズは八村のスティールからの速攻など開始直後に8-0のランで反撃を試みるが、その後は自力で勝るクリッパーズが再び引き離し、第3クォーターを終えて19点差に。

 しかし第4クォーター、39歳の"キング"が独力で流れを引き戻す。迷いなく次々と3ポイントを沈めると、残り4分36秒に5本目を成功させて104-106の2点差に猛追。デイビスのフリースローで同点に追いつくと、タイムアウト明けの残り3分10秒、レブロンのパスから今度は八村が値千金の3ポイントを決めてついに逆転。

 八村は次の攻撃でもドライブから5点差に広げるリバースレイアップを決める殊勲の働きを披露。レイカーズはその後、ラッセルの3ポイントで得たリードを守り切り、第4クォーター序盤の21点ビハインドから大逆転勝利を飾った。

 39-16とクリッパーズを圧倒した第4クォーターに19得点、4アシストをマークしたレブロンは、試合を通じて7本の3ポイントを含む34得点、6リバウンド、8アシスト、2ブロックの大暴れ。キャリア通算4万得点まで残り40点とした。

 レイカーズはほかに、デイビスが20得点、12リバウンド、3ブロック、ラッセルが18得点、6アシストなど先発全員が2桁得点を奪取。リーダーに導かれ、劇的な形で連敗を阻止した。

 八村は29分27秒間の出場で17得点(フィールドゴール8/15、3ポイント1/5)、2リバウンド、1スティールの成績。第4クォーターの追い上げの時間帯はベンチで戦況を見守っていたが、残り5分の投入で勝利に導く5得点をあげ、見事に期待に応えてみせた。

 ここからホーム6連戦に入るレイカーズは、明日29日(日本時間3月1日)にイースト最下位のワシントン・ウィザーズと対戦後、2日(同3日)に昨季王者のデンバー・ナゲッツ、4日(同5日)にウエスト2位のオクラホマシティ・サンダーを迎える。強敵相手に真価が問われそうだ。

構成●ダンクシュート編集部

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