八村塁の進化が止まらない。
現地時間3月31日、ロサンゼルス・レイカーズは敵地でブルックリン・ネッツと対戦し116-104で勝利。今季成績をウエスタン・カンファレンス9位の42勝33敗(勝率56.0%)とした。
この試合で20得点、10リバウンド、4アシストをマークした八村は、今季3度目のダブルダブルを達成。ダブルダブルはルーキーイヤーと2年目に各3回を記録していたものの、3年目はゼロ、4年目の昨季は2回、今季も先月の下旬まで達成なしと、この期間の162試合でわずか2回に終わっていた。
しかし3月26日(対ミルウォーキー・バックス)に16得点、自己最多の14リバウンドと躍動すると、翌日のメンフィス・グリズリーズ戦では32得点、10リバウンドで自身初となる「30-10」(30得点&10リバウンド以上)の大暴れ。1試合を挟んで迎えたこの日のネッツ戦でも勢いは止まらず、直近4試合で3度目のダブルダブル達成となった。
また、八村はこの試合でシーズンの総得点が808点となり、NBA5年目で自己記録を更新。これまでの最多は2年目の2020-21シーズンに記録した789点で、同年は平均得点でも自己ベストの13.8点をマークしている。
八村のシーズン別スタッツは以下の通りだ。
(※各項目のカッコ内は総数。R=リバウンド、A=アシスト、FG=フィールドゴール、3P=3ポイントシュート、DD=ダブルダブル)
2019-20 48試合・13.5点(649)・6.1R(294)・1.8A(87)・FG46.6%(254)・3P28.7%(25)・DD3回
2020-21 57試合・13.8点(789)・5.5R(312)・1.4A(82)・FG47.8%(310)・3P32.8%(45)・DD3回
2021-22 42試合・11.3点(475)・3.8R(160)・1.1A(48)・FG49.1%(187)・3P44.7%(55)・DD0回
2022-23 63試合・11.2点(707)・4.5R(283)・0.9A(58)・FG48.6%(284)・3P31.9%(51)・DD2回
2023-24 61試合・13.2点(808)・4.1R(249)・1.1A(68)・FG53.5%(317)・3P42.1%(85)・DD3回
ワシントン・ウィザーズでNBAキャリアをスタートさせた八村は、最初の2シーズンは出場した全試合で先発起用され、平均出場時間も30分を超えていた。デビュー戦でいきなりダブルダブル(14得点、10リバウンド)の活躍を見せるなど、1年目は新人トップの平均6.1リバウンドを記録。2年目はラッセル・ウエストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)を主体としたアップテンポなスタイルで得点を増やし、初のプレーオフも経験した。
だが3年目は東京五輪後に個人的事情を理由にチームを離れ、開幕から2か月以上離脱。復帰後はシュート成功率こそ上昇させたものの、出場時間の減少とともに主要スタッツはダウンした。4年目の昨季は、ウィザーズでは出場した全30試合で控え起用ながら平均13.0点をあげるも、1月のレイカーズ移籍後は9.6点と波が激しかった印象は否めない。
それでもその後のプレーオフでの躍進と、レブロン・ジェームズと過ごした夏のワークアウトを経て、地道にスキルアップを続けてきた八村。今季前半戦も変わらずベンチ起用が中心となったなか、満を持して先発に定着した2月以降は目覚ましいパフォーマンスを披露している。
直近20試合の成績は平均17.1点、4.8リバウンド、FG成功率58.0%、3P成功率48.8%。約2か月間にわたってこれだけの数字を残しているのだから、紛れもなく"進化"と言っていいだろう。
レギュラーシーズンは残り7試合。NBA屈指の名門で、不動の先発の座を掴んだ日本の至宝から目が離せない。
構成●ダンクシュート編集部
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この試合で20得点、10リバウンド、4アシストをマークした八村は、今季3度目のダブルダブルを達成。ダブルダブルはルーキーイヤーと2年目に各3回を記録していたものの、3年目はゼロ、4年目の昨季は2回、今季も先月の下旬まで達成なしと、この期間の162試合でわずか2回に終わっていた。
しかし3月26日(対ミルウォーキー・バックス)に16得点、自己最多の14リバウンドと躍動すると、翌日のメンフィス・グリズリーズ戦では32得点、10リバウンドで自身初となる「30-10」(30得点&10リバウンド以上)の大暴れ。1試合を挟んで迎えたこの日のネッツ戦でも勢いは止まらず、直近4試合で3度目のダブルダブル達成となった。
また、八村はこの試合でシーズンの総得点が808点となり、NBA5年目で自己記録を更新。これまでの最多は2年目の2020-21シーズンに記録した789点で、同年は平均得点でも自己ベストの13.8点をマークしている。
八村のシーズン別スタッツは以下の通りだ。
(※各項目のカッコ内は総数。R=リバウンド、A=アシスト、FG=フィールドゴール、3P=3ポイントシュート、DD=ダブルダブル)
2019-20 48試合・13.5点(649)・6.1R(294)・1.8A(87)・FG46.6%(254)・3P28.7%(25)・DD3回
2020-21 57試合・13.8点(789)・5.5R(312)・1.4A(82)・FG47.8%(310)・3P32.8%(45)・DD3回
2021-22 42試合・11.3点(475)・3.8R(160)・1.1A(48)・FG49.1%(187)・3P44.7%(55)・DD0回
2022-23 63試合・11.2点(707)・4.5R(283)・0.9A(58)・FG48.6%(284)・3P31.9%(51)・DD2回
2023-24 61試合・13.2点(808)・4.1R(249)・1.1A(68)・FG53.5%(317)・3P42.1%(85)・DD3回
ワシントン・ウィザーズでNBAキャリアをスタートさせた八村は、最初の2シーズンは出場した全試合で先発起用され、平均出場時間も30分を超えていた。デビュー戦でいきなりダブルダブル(14得点、10リバウンド)の活躍を見せるなど、1年目は新人トップの平均6.1リバウンドを記録。2年目はラッセル・ウエストブルック(現ロサンゼルス・クリッパーズ)を主体としたアップテンポなスタイルで得点を増やし、初のプレーオフも経験した。
だが3年目は東京五輪後に個人的事情を理由にチームを離れ、開幕から2か月以上離脱。復帰後はシュート成功率こそ上昇させたものの、出場時間の減少とともに主要スタッツはダウンした。4年目の昨季は、ウィザーズでは出場した全30試合で控え起用ながら平均13.0点をあげるも、1月のレイカーズ移籍後は9.6点と波が激しかった印象は否めない。
それでもその後のプレーオフでの躍進と、レブロン・ジェームズと過ごした夏のワークアウトを経て、地道にスキルアップを続けてきた八村。今季前半戦も変わらずベンチ起用が中心となったなか、満を持して先発に定着した2月以降は目覚ましいパフォーマンスを披露している。
直近20試合の成績は平均17.1点、4.8リバウンド、FG成功率58.0%、3P成功率48.8%。約2か月間にわたってこれだけの数字を残しているのだから、紛れもなく"進化"と言っていいだろう。
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