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「プレーできるうちに引退してほしい」名手が語るレブロンの“理想の引き際”「現役を続けるほど、自身のレガシーを傷つける」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.05.08

今年12月に40歳を迎えるレブロンは、どのような形でキャリアを終えるのか。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズはNBA21年目のシーズンを終え、今オフに5140万ドル(約79億5000万円)のプレーヤーオプションとなる。今年12月には40歳となるだけに去就に注目が集まるが、殿堂入り選手のチャールズ・バークレーは理想の引き際について持論を展開している。

 今季、レブロン擁するレイカーズは、プレーイン・トーナメントを経てウエストの第7シードでプレーオフに進出。しかし、ファーストラウンドで王者デンバー・ナゲッツに1勝4敗と屈し、シーズンが終了した。

 来季の契約はプレーヤーオプションで、6月末までにレイカーズに残るか完全フリーエージェント(FA)になるかを選ぶ必要がある。プレーオフ1回戦第5戦後の記者会見で、これがレイカーズでの最後の試合になるかと問われたレブロンは、「それに答えるつもりはない」と明言を避けている。

 一方、レブロンの代理人を務めるリッチ・ポールは5月上旬に『SHOWTIME Basketball』の人気ポッドキャスト番組「All The Smoke」で、「肉体的には(あと)5年だと思う。メンタル面や家族のことを考えると、おそらく2~3年だろう」と見解を述べた。

 レブロンは息子ブロニー・ジェームズと共闘することを夢に掲げており、どのような身の振り方をするのか注目が集まる。バークレーは元NFL選手のシャノン・シャープがホストを務めるポッドキャスト番組『Club Shay Shay』に出演した際、「レブロンはあと何年プレーできるか。そして、あと何年今のレベルを維持できるか」との問いに対し、「まだプレーできるうちに、彼には引退してほしい」と率直な感想を述べた。
 
「マイケル・ジョーダンがワシントン・ウィザーズでプレーするのを見たが、見た目はいいものではなかった。パトリック・ユーイングのオーランド・マジック時代も同様だ。2人とも俺が対戦した偉大なプレーヤーだったから、そんな姿は見たくなかった。レブロンには遅くなるのではなく、早く引退する道を選んでほしい」

 ジョーダンは晩年の2001年、当時共同オーナーを務めていたウィザーズで自身2度目の現役復帰。38歳だった2001-02シーズンは60試合で平均22.9点、39歳の02-03シーズンは全82試合で平均20.0点の成績を残したが、全盛期のブルズ時代に比べると衰えは否めなかった。

 また、ユーイングはニューヨーク・ニックスの大黒柱として15年を過ごした後、シアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)とマジックでプレー。39歳だったNBAラストイヤーの01-02シーズンは控えに回り、平均6.0点、4.0リバウンドとキャリア平均(平均21.0点、9.8リバウンド)を大きく下回った。

 バークレーには、レブロンに"完璧なまま"で引退してほしいとの思いがあるようだ。
 
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