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「第7戦は素晴らしく、楽しむもの」ウルブズとの運命の一戦を前に、“大一番”を熟知するマローンHCが意気込み<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.05.20

運命の第7戦を前に、マローンHCが意気込みを語った。(C)Getty Images

 ウエスタン・カンファレンス第2シードのデンバー・ナゲッツと第3シードのミネソタ・ティンバーウルブズによるカンファレンス準決勝は、第6戦を終えて3勝3敗。勝負の行方は、現地時間5月19日(日本時間20日)に行なわれる第7戦に持ち込まれた。

 18日に行なわれたウエスト準決勝のもうひとカードでは、第5シードのダラス・マーベリックスが117-116で第1シードのオクラホマシティ・サンダーを下し、4勝2敗でカンファレンス・セミファイナルを突破。この結果により、ナゲッツとウルブズのどちらが勝ってもウエスト決勝のホームコート・アドバンテージを手にすることとなる。

 ウルブズがプレーオフのシリーズ最終第7戦を経験したのは2004年のカンファレンス・セミファイナルのみ。この時はサクラメント・キングスに勝利し、球団史上初にして唯一のカンファレンス・ファイナル進出を飾っていた。
 
 一方のナゲッツは、ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、マイケル・マローンHC(ヘッドコーチ)が軸の現行体制で臨んだ2019年のプレーオフ以降、第7戦を4度経験して3勝1敗と勝ち越しに成功。なかでも2020年はファーストラウンド、カンファレンス・セミファイナルで1勝3敗に陥るも、そこから2シリーズ連続で3連勝を飾った実績がある。

「メッセージはシンプルなものだ。第7戦は素晴らしく、楽しむものなんだ。私とジャマール、ニコラはこの6年間のプレーオフで4度もそれを経験してきた。NBAでベストなファンの前でプレーできる機会、ホームコート・アドバンテージを手にするために必死になってやってきたんだ。我々は第7戦ではどのポゼッションも重要になってくることを肌で感じてきた」

 "シリーズ第7戦"という特別なゲームについて、そう話したマローンHC。はたして、連覇を目指す王者ナゲッツは、ホームでウルブズとのシリーズを制して次のラウンドへ進むことができるのか。今年のプレーオフ全体で見ても、必見の試合と言っていいはずだ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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