プレーオフのカンファレンス準決勝でインディアナ・ペイサーズに3勝4敗で敗れ、今季を終えたニューヨーク・ニックス。所属2年目のジェイレン・ブランソンはリーダーとしてチームを牽引したが、元NBA選手のギリバート・アリナスは、成長著しい27歳について「スーパースターではない」と持論を展開している。
ブランソンはビラノバ大から2018年のドラフト2巡目33位指名でダラス・マーベリックスに入団。同期のルカ・ドンチッチの陰に隠れ、最初の3シーズンは主にシックスマンとしてプレーしたが、先発に定着した2021-22シーズンに平均16.3点、4.8アシストの成績を残すと、プレーオフでも平均21.6点の大活躍を見せ、オフに4年総額1億400万ドル(約162億6000万円)でニックスへ移籍を果たした。
加入初年度は68試合に出場して平均24.0点、6.2アシストをマーク。今季は77試合に出場してリーグ4位の平均28.7点、6.7アシストとさらに数字を伸ばし、オールスターに初出場するとともに、50勝32敗でイーストの第2シード獲得に大きく貢献した。
プレーオフでも勢いは衰えるどころか加速し、フィラデルフィア・76ersとの1回戦第4戦からペイサーズとのカンファレンス準決勝初戦まで、史上4人目となる4試合連続の40得点超えを達成。第5戦でも44得点と爆発して先に王手をかけたが、シリーズをタイに持ち込まれて迎えた第7戦で左手を骨折してしまい、最後は力尽きるように大差をつけられ敗れ去った。
ブランソンは敗退決定後、「今季は成功だったと思うか?」と会見で問われると、「ノー」と即答して悔しさを滲ませた。それでも今季の活躍ぶりは評価されて然るべきだが、元NBA選手のアリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「ジェイレン・ブランソンは今、スーパースターか」との質問に対し、「彼はスーパースターではないし、チャンピオンチームのNo.1ガイでもない」と断言した。
「ブランソンは優勝するまでスーパースターと呼ばれることはないだろう。パーソナリティーも必要だ。ポイントガードとしてチームの中心を担い、優勝しているスーパースターはステフィン・カリーとアイザイア・トーマスだけだ。ジーク(トーマスの愛称)はもっと評価されて然るべきだ。マジック(ジョンソン)? 彼は身長206cmだ。チャンピオンシップチームにおいては、カリーム(アブドゥル・ジャバー)がメインガイだった」
ブランソンは今プレーオフの13試合で平均32.4点、7.5アシストという堂々たる成績を残したが、アリナスはスーパースターには"カリスマ性"も欠かせないと説いた。
今オフに4年総額1億5600万ドル(約244億円)の契約延長か、2025年夏に5年総額2億7000万ドル(約422億円)の大型契約を結ぶことができるが、ブランソンはニックスで"真のスーパースター"となることができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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加入初年度は68試合に出場して平均24.0点、6.2アシストをマーク。今季は77試合に出場してリーグ4位の平均28.7点、6.7アシストとさらに数字を伸ばし、オールスターに初出場するとともに、50勝32敗でイーストの第2シード獲得に大きく貢献した。
プレーオフでも勢いは衰えるどころか加速し、フィラデルフィア・76ersとの1回戦第4戦からペイサーズとのカンファレンス準決勝初戦まで、史上4人目となる4試合連続の40得点超えを達成。第5戦でも44得点と爆発して先に王手をかけたが、シリーズをタイに持ち込まれて迎えた第7戦で左手を骨折してしまい、最後は力尽きるように大差をつけられ敗れ去った。
ブランソンは敗退決定後、「今季は成功だったと思うか?」と会見で問われると、「ノー」と即答して悔しさを滲ませた。それでも今季の活躍ぶりは評価されて然るべきだが、元NBA選手のアリナスは自身のポッドキャスト番組『Gil's Arena』で、「ジェイレン・ブランソンは今、スーパースターか」との質問に対し、「彼はスーパースターではないし、チャンピオンチームのNo.1ガイでもない」と断言した。
「ブランソンは優勝するまでスーパースターと呼ばれることはないだろう。パーソナリティーも必要だ。ポイントガードとしてチームの中心を担い、優勝しているスーパースターはステフィン・カリーとアイザイア・トーマスだけだ。ジーク(トーマスの愛称)はもっと評価されて然るべきだ。マジック(ジョンソン)? 彼は身長206cmだ。チャンピオンシップチームにおいては、カリーム(アブドゥル・ジャバー)がメインガイだった」
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今オフに4年総額1億5600万ドル(約244億円)の契約延長か、2025年夏に5年総額2億7000万ドル(約422億円)の大型契約を結ぶことができるが、ブランソンはニックスで"真のスーパースター"となることができるだろうか。
構成●ダンクシュート編集部
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