史上最高の選手を指す“GOAT”(Greatest of All Time)――。NBAでこの存在に挙げられるのが、マイケル・ジョーダンとレブロン・ジェームズの2人だ。
現在39歳のレブロンは21年もの長期キャリアを築き、通算得点をはじめとした様々な部門でリーグ記録を塗り替え続けている。先日発表されたオールNBAチームにはプロ2年目の2005年から20年連続選出(1st13回、2nd3回、3rd4回)を果たし、最年少(20歳)と最年長(39歳)記録保持者にもなった。
しかしその一方、引退から20年以上が経った今もなお、ジョーダンこそが“GOAT”だという声は根強い。その理由は、10度の得点王に輝いた圧倒的な得点力や、6回進出したファイナルですべて優勝している勝負強さなど多々あるが、ディフェンスでも超一流だったことも大きなひとつとして挙げられる。
ジョーダンはシカゴ・ブルズ時代、一時的な引退期間を挟んで13シーズンをプレー。2年目はケガで長期離脱、引退から復帰した94-95シーズンは終盤戦のみの出場だったため、個人賞の受賞資格があったのは11シーズンになるが、そのうち9度のオールディフェンシブチームに選出されている。それもすべて1stチームで、これは史上最多タイ記録だ。
初選出を果たした4年目の88年には最優秀守備選手にも輝いており、以降フルでシーズンを戦った9年間はもれなく“守備のベスト5”に選ばれたことになる。オールNBAチームに関しても同様で、新人王に輝いた1年目に2ndチームに入ると、3年目の87年からは実働10年間ですべて1stチームに選ばれている。
5月24日に『Synergy Basketball』のトッド・ホワイトヘッド氏がXに投稿したデータによると、同じシーズンにオールNBAとオールディフェンシブの1stチームに選ばれた回数は、ジョーダンが9回で歴代トップ。2位がコビー・ブライアントの8回で、3位がティム・ダンカンの7回となっている。
レブロンはオールディフェンシブチーム選出自体が6回で、うち1stチームが5回。その年はすべてオールNBA1stチームにも選ばれているが、受賞歴で見れば、攻守両面でより長く、高いレベルを誇ったのはジョーダンということになる。
ちなみに、2023-24シーズンは両部門で1stチームに入った選手はゼロ。唯一惜しかったアンソニー・デイビスがオールNBA2nd、オールディフェンシブ1stで自身3度目の同時1stチーム入りを逃しており、いかにジョーダンが攻守で飛びぬけた存在だったかが窺い知れる。
■同シーズンにオールNBA1stチーム&オールディフェンシブ1stチームに選ばれた回数
※カッコ内は選出年。オールディフェンシブチームは1969年から開始。
1位:マイケル・ジョーダン/9回(1988~93、96~98)
2位:コビー・ブライアント/8回(2003、04、06~11)
3位:ティム・ダンカン/7回(1999~2003、05、07)
4位:レブロン・ジェームズ/5回(2009~13)
5位:ヤニス・アデトクンボ/4回(2019~22)
5位:ドワイト・ハワード/4回(2009~12)
5位:ケビン・ガーネット/4回(2000、03、04、08)
5位:デイビッド・ロビンソン/4回(1991、92、95、96)
5位:アキーム・オラジュワン/4回(1987、88、93、94)
5位:ウォルト・フレイジャー/4回(1970、72、74、75)
5位:ジェリー・ウエスト/4回(1970~73)
構成●ダンクシュート編集部
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現在39歳のレブロンは21年もの長期キャリアを築き、通算得点をはじめとした様々な部門でリーグ記録を塗り替え続けている。先日発表されたオールNBAチームにはプロ2年目の2005年から20年連続選出(1st13回、2nd3回、3rd4回)を果たし、最年少(20歳)と最年長(39歳)記録保持者にもなった。
しかしその一方、引退から20年以上が経った今もなお、ジョーダンこそが“GOAT”だという声は根強い。その理由は、10度の得点王に輝いた圧倒的な得点力や、6回進出したファイナルですべて優勝している勝負強さなど多々あるが、ディフェンスでも超一流だったことも大きなひとつとして挙げられる。
ジョーダンはシカゴ・ブルズ時代、一時的な引退期間を挟んで13シーズンをプレー。2年目はケガで長期離脱、引退から復帰した94-95シーズンは終盤戦のみの出場だったため、個人賞の受賞資格があったのは11シーズンになるが、そのうち9度のオールディフェンシブチームに選出されている。それもすべて1stチームで、これは史上最多タイ記録だ。
初選出を果たした4年目の88年には最優秀守備選手にも輝いており、以降フルでシーズンを戦った9年間はもれなく“守備のベスト5”に選ばれたことになる。オールNBAチームに関しても同様で、新人王に輝いた1年目に2ndチームに入ると、3年目の87年からは実働10年間ですべて1stチームに選ばれている。
5月24日に『Synergy Basketball』のトッド・ホワイトヘッド氏がXに投稿したデータによると、同じシーズンにオールNBAとオールディフェンシブの1stチームに選ばれた回数は、ジョーダンが9回で歴代トップ。2位がコビー・ブライアントの8回で、3位がティム・ダンカンの7回となっている。
レブロンはオールディフェンシブチーム選出自体が6回で、うち1stチームが5回。その年はすべてオールNBA1stチームにも選ばれているが、受賞歴で見れば、攻守両面でより長く、高いレベルを誇ったのはジョーダンということになる。
ちなみに、2023-24シーズンは両部門で1stチームに入った選手はゼロ。唯一惜しかったアンソニー・デイビスがオールNBA2nd、オールディフェンシブ1stで自身3度目の同時1stチーム入りを逃しており、いかにジョーダンが攻守で飛びぬけた存在だったかが窺い知れる。
■同シーズンにオールNBA1stチーム&オールディフェンシブ1stチームに選ばれた回数
※カッコ内は選出年。オールディフェンシブチームは1969年から開始。
1位:マイケル・ジョーダン/9回(1988~93、96~98)
2位:コビー・ブライアント/8回(2003、04、06~11)
3位:ティム・ダンカン/7回(1999~2003、05、07)
4位:レブロン・ジェームズ/5回(2009~13)
5位:ヤニス・アデトクンボ/4回(2019~22)
5位:ドワイト・ハワード/4回(2009~12)
5位:ケビン・ガーネット/4回(2000、03、04、08)
5位:デイビッド・ロビンソン/4回(1991、92、95、96)
5位:アキーム・オラジュワン/4回(1987、88、93、94)
5位:ウォルト・フレイジャー/4回(1970、72、74、75)
5位:ジェリー・ウエスト/4回(1970~73)
構成●ダンクシュート編集部
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