6月10日(日本時間11日)、米メディア『Tidal League』の「Run Your Race」の最新エピソードが公開。元NBA選手のセオ・ピンソンらがホスト役を務める番組に、トレバー・アリーザがゲストで出演した。
203㎝・98㎏のウイングとして、NBAで18年間プレーしたアリーザは、ニューヨーク・ニックス、オーランド・マジック、ロサンゼルス・レイカーズ、ヒューストン・ロケッツなど計10チームに所属した。
キャリアでリーグ史上最多となる10度のトレードを経験したアリーザだが、3&Dとしての能力はピカイチで、レギュラーシーズン1118試合で平均10.4点、4.8リバウンド、2.1アシスト、1.5スティール、3ポイント成功率35.1%をマーク。
19歳でNBA入りしたアリーザは、マジックでドワイト・ハワード、レイカーズではコビー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)でクリス・ポール(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ウィザーズ時代にはジョン・ウォール、ブラッドリー・ビール(現フェニックス・サンズ)、ロケッツではジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)といったスター選手たちと共闘してきた。
このなかで最大のビッグネームはコビーだろう。2007-08シーズン途中にマジックからレイカーズに移籍したアリーザは3ポイントとディフェンスに磨きをかけ、コビーやパウ・ガソルの負担を軽減し、翌08-09シーズンには先発の一角として優勝に貢献している。
ただ、番組内でアリーザが一緒にプレーした選手のなかで“ベストスコアラー”に挙げたのはロケッツ時代のハーデンだった。
「間違いなくジェームズだね。彼はどうすれば点を取れるかを知り尽くしていた。彼がやっていたことは最高で、もうクレイジーだったよ。コートで時々、彼の動きを見ていてボーッとしてしまうことがあるんだ。『マジかよ、今のプレーは本当にやったのか?』って感じでね」
アリーザがハーデンと共闘したのは、2014-15から2017-18までの4シーズンで、プレーオフでは15、18年にカンファレンス・ファイナルへ進出。18年は前年王者のウォリアーズ相手に先に王手をかけ、NBAファイナル進出まであと一歩の位置まで勝ち進んだ。
特に17-18シーズンのチームはマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)の下、リーグベストかつ球団史上最高の65勝17敗(勝率79.3%)を残し、ハーデンがMVPを受賞。ロスターにはポールやPJ・タッカー(現クリッパーズ)、エリック・ゴードン(現サンズ)、クリント・カペラ(現アトランタ・ホークス)、ルーク・バー・ア・ムーテと役者が揃っていた。
自身2度目の優勝を勝ち獲ることはできなかったが、アリーザにとってロケッツでハーデンと一緒にプレーした時間は、特別なものとして記憶に刻まれているようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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キャリアでリーグ史上最多となる10度のトレードを経験したアリーザだが、3&Dとしての能力はピカイチで、レギュラーシーズン1118試合で平均10.4点、4.8リバウンド、2.1アシスト、1.5スティール、3ポイント成功率35.1%をマーク。
19歳でNBA入りしたアリーザは、マジックでドワイト・ハワード、レイカーズではコビー・ブライアント、レブロン・ジェームズ、ニューオリンズ・ホーネッツ(現ペリカンズ)でクリス・ポール(現ゴールデンステイト・ウォリアーズ)、ウィザーズ時代にはジョン・ウォール、ブラッドリー・ビール(現フェニックス・サンズ)、ロケッツではジェームズ・ハーデン(現ロサンゼルス・クリッパーズ)といったスター選手たちと共闘してきた。
このなかで最大のビッグネームはコビーだろう。2007-08シーズン途中にマジックからレイカーズに移籍したアリーザは3ポイントとディフェンスに磨きをかけ、コビーやパウ・ガソルの負担を軽減し、翌08-09シーズンには先発の一角として優勝に貢献している。
ただ、番組内でアリーザが一緒にプレーした選手のなかで“ベストスコアラー”に挙げたのはロケッツ時代のハーデンだった。
「間違いなくジェームズだね。彼はどうすれば点を取れるかを知り尽くしていた。彼がやっていたことは最高で、もうクレイジーだったよ。コートで時々、彼の動きを見ていてボーッとしてしまうことがあるんだ。『マジかよ、今のプレーは本当にやったのか?』って感じでね」
アリーザがハーデンと共闘したのは、2014-15から2017-18までの4シーズンで、プレーオフでは15、18年にカンファレンス・ファイナルへ進出。18年は前年王者のウォリアーズ相手に先に王手をかけ、NBAファイナル進出まであと一歩の位置まで勝ち進んだ。
特に17-18シーズンのチームはマイク・ダントーニHC(ヘッドコーチ)の下、リーグベストかつ球団史上最高の65勝17敗(勝率79.3%)を残し、ハーデンがMVPを受賞。ロスターにはポールやPJ・タッカー(現クリッパーズ)、エリック・ゴードン(現サンズ)、クリント・カペラ(現アトランタ・ホークス)、ルーク・バー・ア・ムーテと役者が揃っていた。
自身2度目の優勝を勝ち獲ることはできなかったが、アリーザにとってロケッツでハーデンと一緒にプレーした時間は、特別なものとして記憶に刻まれているようだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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