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NBA

「自分たちを信じていると示せた」第4戦の快勝にドンチッチは手応え。アービングは「再びダラスへ向かう」と第5戦の勝利を誓う<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.06.17

第4戦に快勝したマブズ。ドンチッチ(右)&アービング(左)は奇跡の大逆転優勝を疑っていない。(C)Getty Images

第4戦に快勝したマブズ。ドンチッチ(右)&アービング(左)は奇跡の大逆転優勝を疑っていない。(C)Getty Images

 現地時間6月14日(日本時間15日、日付は以下同)、ダラス・マーベリックスはボストン・セルティックスとのNBAファイナル第4戦に122-84で完勝。対戦成績を1勝3敗とし、今シリーズ初勝利をあげた。

 この試合、マブズはルカ・ドンチッチが両軍最多の29得点をマーク。自らの活躍でチームを勝利に導き、シリーズを引き延ばした若きエースは「最も重要なのは、僕らが自分たちを信じているんだと示せたことだと思う。そうでなければ、自分たちはあの試合で勝てていなかっただろう」と口にしていた。

 0勝3敗となり、絶体絶命の窮地に追い込まれながら、まるで吹っ切れたかのようにコート上で躍動したマブズ。第6戦で再びホームへ戻るためにも負けられない戦いが続くが、17日の第5戦はシリーズ最初の2戦を落とした敵地TDガーデンで行なわれるため、厳しいゲームとなりそうだ。
 
 そんなマブズにとって頼もしいのは、カイリー・アービングの存在だろう。クリーブランド・キャバリアーズの主力として出場した2016年のファイナル、アービングは1勝3敗から怒濤の3連勝でチームに球団初優勝をもたらし、レブロン・ジェームズ(現ロサンゼルス・レイカーズ)と並ぶ殊勲者となった。

「今の僕がチームメイトたちと共有しているのは、その瞬間を楽しむこと。僕らはボストンでまた戦うという、自分たちのゴールのひとつを成し遂げるチャンスを掴んだ。今度は再びダラスへ向かう新たなゴールがある」(アービング)

 NBAファイナルは毎年2チームしか出場できない貴重な大舞台。4勝したチームが優勝し、敗れたチームはチャンピオンシップトロフィーを前に悔しい思いを味わうのだが、1試合1試合、あるいは1ポゼッションごとのプレーも選手たちにとってはかけがえのない財産になる。両チームには第5戦でも毎秒を貴重なものと噛みしめてもらい、激戦を演じてくれることを期待したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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