日本代表

“220cm”の17歳女子バスケ選手が日本代表を“粉砕”...大会歴代最多44得点の大暴れで中国代表をグループ1位に導く【U18女子アジアカップ】

THE DIGEST編集部

2024.06.27

圧倒的な支配力で勝利に貢献したチャン・ツーユー(中央)。(C)FIBA

 現在「FIBA U18 女子アジアカップ2024」グループ予選に参戦中の日本代表は、6月26日、最終戦で中国代表と対戦し、81-97で敗れた。中国の220センチを誇るセンター、チャン・ツーユーに大会歴代最多となる44得点の活躍を許した日本はグループを2位通過することとなった。

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 中国代表は今大会からチャン・ツーユーを起用。インサイドでボールを受けるとディフェンスはもはや止める術がなく、FIBA国際大会デビュー戦のインドネシア戦はわずか13分の出場で19得点(FG9/9)、7リバウンド、3ブロック、ニュージーランド戦は約23分の出場で36得点(FG16/20)、13リバウンド、4ブロックをマークし、その名を世界に轟かせていた。

 対する日本代表は平均身長が172.1センチで1番身長の高い山田英真 (山梨学院大学1年)が180センチとチャン・ツーユーとは40センチ以上の差。2008年以来2度目の優勝に向けて日本代表がどう挑むのか、注目が集まっていた。

 試合では序盤からインサイドに陣取るチャン・ツーユーにボールを集めるシーンが目立ち、彼女が両腕を上げると日本代表の選手は最低限のプレッシャーをかけることだけに終始。ディフェンスなどお構いなしといった様子のチャン・ツーユーはFG20/22(90.9%)と驚異の確率でシュートを決め続け、苦手とされていたフリースローも4/5で沈める。日本代表も田中こころが28得点と奮起したが、勝利には届かなかった。

 8チームが2グループに分かれ、総当たり形式で決勝トーナメントの座を争う今大会。中国代表は決勝トーナメント進出を決めた。日本代表はニュージーランド、インドネシアに勝利していたため、2位通過となり、準決勝進出をかけて28日、チャイニーズタイペイとの戦いに挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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