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クリッパーズがウエストブルックをトレード?強豪ナゲッツが獲得に興味と現地メディアが報道<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.01

ヨキッチ(左)擁するナゲッツは、ウエストブルック(右)の獲得に興味を示しているという。(C)Getty Images

 今季、ロサンゼルス・クリッパーズの陣容は大きく様変わりしそうだ。

 カワイ・レナードにポール・ジョージ、ジェームズ・ハーデン、ラッセル・ウエストブルックと未来の殿堂入りプレーヤーを4人も擁し、優勝候補の一角として昨季を戦ったクリッパーズ。しかしプレーオフ1回戦、その後ファイナルまで進出するダラス・マーベリックスに2勝4敗で敗れ、早々とシーズンを終えてしまった。

 迎えた今オフ、現地時間6月30日(日本時間7月1日、日付は以下同)のFA交渉解禁初日から、スターたちの去就が慌ただしく決まっていく。ハーデンが2年7000万ドルでの残留に合意した一方、ジョージは4年2億1200万ドルでシクサーズと契約合意。これでレナード、ジョージ、ハーデンのクリッパーズ・ビッグ3は、昨季途中の結成からわずか1シーズン弱で解散となった。

 さらに今季契約がプレーヤーオプションだったウエストブルックは、オプトインして残留を決めたものの、『The Athletic』のシャムズ・シャラニア記者によれば、チーム側はウエストブルックのトレードを画策しているとのこと。その候補先として挙がっているのが西の強豪デンバー・ナゲッツで、『Yahoo Sports』のジェイク・フィッシャー記者によると、ナゲッツ側とウエストブルック側、双方とも興味関心を示しているという。
 
 2023年NBAチャンピオンのナゲッツは昨季、連覇を目指したもののカンファレンス準決勝でミネソタ・ティンバーウルブズに第7戦の末に敗北。選手層の薄さが彼らの弱点な上、故障が多い先発PG(ポイントカード)ジャマール・マレーの負担を軽減するためにも、バックアップとしてウエストブルックを加えておくのは理にかなっている。

 ウエストブルックも全盛期の力はないが、昨季はクリッパーズでベンチ出場の役割を受け入れられることを証明。時折、往時の爆発力を見せつけるシーンもあり、エネルギッシュなプレーでチームに勢いをもたらすだろう。加えて、優勝候補の一角であるナゲッツは、悲願のチャンピオンリングを手にするのに適した環境でもある。

 ナゲッツは今夏、優勝メンバーの1人ケンテイビアス・コールドウェル・ポープがプレーヤーオプションを破棄してオーランド・マジックとの契約に合意。優秀な3&Dだった彼の代わりが、まったくプレースタイルの違うウエストブルックに務まるとは思えないが、はたしてトレードは実現するのだろうか。

構成●ダンクシュート編集部

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