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「アキームは常に他人を助けることを厭わなかった」オラジュワンの元代理人が偉大なセンター2人について回想<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.02

両者は1995年のファイナルで対戦。この時はオラジュワン(左)が経験の差を見せたが、その後シャック(右)はリーグ屈指のセンターに成長した。(C)Getty Images

 NBAの2023-24シーズンのMVPはデンバー・ナゲッツのニコラ・ヨキッチが自身3回目の受賞を果たしたが、NBAは長い歴史の中で偉大なセンターを何人も輩出してきた。

 アキーム・オラジュワンとシャキール・オニール(シャック)はその代表格だが、両者の代理人を務めた経験を持つレオナルド・アルマート氏が当時を振り返っている。

 1963年1月生まれのオラジュワンは、84年のドラフトでマイケル・ジョーダンを抑えて全体1位指名でヒューストン・ロケッツに入団した。ルーキーイヤーから主力に定着すると、12年連続で平均20点、10リバウンド以上をクリア。94、95年にはリーグ優勝とファイナルMVPを受賞した。キャリア通算でもシーズンMVP1回、オールNBA1stチーム選出6回、オールディフェンシブ1stチーム選出5回、リバウンド王2回、ブロック王3回、通算ブロック数歴代1位(3830本)など、輝かしい実績を誇る。

 72年3月生まれのシャックは、92年のドラフト全体1位指名でオーランド・マジック入り。バックボードを破壊するほどのパワフルなプレーを武器に、瞬く間にリーグを席巻し、マジックではアンファニー・ハーダウェイ、ロサンゼルス・レイカーズ時代はコビー・ブライアント、マイアミ・ヒート在籍時はドゥエイン・ウェイドと共闘。キャリア19年間でリーグ優勝4回、ファイナルMVP3回、シーズンMVP1回、オールNBA1stチーム選出8回、得点王2回と"史上最も支配的なセンター"とも呼ばれた。
 
 そんな両者は、95年のNBAファイナルで対戦した縁もある。『シャック・ブランド』の立ち上げに携わり、その前にはオラジュワンの代理人も務めていたレオナルド・アルマート氏は『Essentially Sports』のインタビューで、偉大なセンター2人について回想している。

「アキームは(シャックより)年上で経験豊富だった。シャックがリーグに入ってきた時、私が紹介したんだ。アキームは実際に彼を助け、一緒にワークアウトしたりもして、友人になった。そして、面白いことにシャックが3年目のシーズンに、NBAファイナルでアキームと対戦した」

 ファイナルでは当時3年目の22歳だったシャックも平均28.0点、12.5リバウンド、6.3アシスト、2.5ブロック、FG成功率59.5%をマークしたが、11年目の32歳とより経験豊富だったオラジュワンは平均32.8点、11.5リバウンド、5.5アシスト、2.0スティール、2.0ブロックとそれを上回る内容で圧倒し、スウィープ勝ち(4連勝)でロケッツを連覇に導いた。
 
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「少しスタイルこそ違えど、2人とも非凡なプレーヤーだった」