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パリ五輪

【パリ五輪最終予選】ドンチッチが2戦連続トリプルダブル!生き残ったスロベニア、準決勝でアデトクンボ率いるギリシャと激突へ<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.05

スロベニアを背負う25歳のエース、ドンチッチは最終予選で2戦連続のトリプルダブル。準決勝では強敵ギリシャと対戦する。(C)FIBA

スロベニアを背負う25歳のエース、ドンチッチは最終予選で2戦連続のトリプルダブル。準決勝では強敵ギリシャと対戦する。(C)FIBA

 現地時間7月2日に開幕した男子バスケットボールのパリオリンピック世界最終予選。五輪出場権残り4枠を懸けて、スペイン、ギリシャ、プエルトリコ、ラトビアの4会場に6チームずつが集い、熱戦を繰り広げている。

 初戦でクロアチア(FIBAランキング30位)に敗北を喫したスロベニア(同11位)は第2戦、クロアチアを破って1勝を手にしているニュージーランド(同21位)と、グループ2位以上を懸けて激突。負ければ五輪出場が消滅するという大一番で、エースのルカ・ドンチッチが魅せた。

 開始1分、まずは前戦で不発だった3ポイントを沈めて先陣を切ると、チームは第1クォーターを27-9と圧倒。第2クォーターは相手の反撃を受け、46-39と7点差で折り返したが、グループ内の得失点差の関係でスロベニアは10点差以上で勝利する必要があったため、ドンチッチは後半もコートに立ち続ける。

 第3クォーターは十八番のターンアラウンドジャンパーや終了間際のディープスリーなどで12得点、3アシストをマークし、リードを20点に拡大。勢い止まらぬドンチッチは第4クォーター開始直後にも3ポイントを突き刺すと、終盤はパスで支配。残り1分20秒には超ロングパスで10本目のアシストを記録し、初戦(26得点、11リバウンド、10アシスト)に続くトリプルダブルを達成した。
 
 104-78で大勝したスロベニアはグループAの2位が決定。終了間際に放った3ポイントが決まれば得失点差でグループ1位にも立てたため、ドンチッチは試合後に悔やんでいたが、出場35分16秒と2戦連続でフル稼働し、ゲームハイの36得点(フィールドゴール9/25、3ポイント3/12、フリースロー15/18)、11リバウンド、10アシストとエースの仕事を全うした。

 この結果により、スロベニアは準決勝でグループB1位のギリシャ(FIBAランキング14位)と対戦することに。開催地のギリシャは初戦でドミニカ共和国相手に、ヤニス・アデトクンボが32得点(フィールドゴール11/11、3ポイント1/1、フリースロー9/13)と暴れ回って快勝。続くエジプト戦は大黒柱を温存しながら22点差で勝利を収めている。

 パリ五輪の切符を手にできるのは、各会場から1チームのみ。決勝進出を懸けた注目のセミファイナルを制すのは、ドンチッチのスロベニアか、アデトクンボのギリシャか。試合は6日23:30(日本時間)にティップオフだ。

■パリ五輪世界最終予選ギリシャ会場
※グループラウンド終了時点

<グループA>
1位 クロアチア(1勝1敗/+12)★
2位 スロベニア(1勝1敗/+10)★
3位 ニュージーランド(1勝1敗/-22)

<グループB>
1位 ギリシャ(2勝/+49)★
2位 ドミニカ共和国(1勝1敗/-14)★
3位 エジプト(2敗/-35)

※各グループ上位2チームが決勝トーナメントに進出(★)。準決勝はグループAの1位vsグループBの2位、グループAの2位vsグループBの1位が対戦。決勝で勝った1チームのみがパリ五輪の出場権を獲得する。

構成●ダンクシュート編集部

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