昨季、46勝36敗(勝率56.1%)の成績を残しながらもプレーオフ進出を逃したサクラメント・キングス。今季のポストシーズン返り咲きを果たすため、オフには三角トレードでシカゴ・ブルズからデマー・デローザンを獲得し、ディアロン・フォックス、ドマンタス・サボニスと合わせて強力なトリオを形成した。
この3人がオフェンスの主軸を担うわけだが、特にフォックスにとってデローザンの加入は大きいだろう。
ケビン・ハーターとマリーク・モンクがケガで離脱していた昨季終盤、フォックスはオフェンス面で相手チームの厳しいマークに遭い、特にクラッチタイムで苦戦。だが今季はデローザンがいるだけに心強いに違いない。なぜなら昨季、第4クォーターまたは延長残り5分で5点差以内のクラッチシチュエーションで、デローザンがリーグ2位の182得点、フォックスが同5位の122得点を奪っていたからだ。
加えてデローザンはキャリアを重ねるごとにプレーメーキングにも磨きをかけているため、得意のミッドレンジゲームだけでなく、ボールムーブメントを好むキングスのシステムにもフィットするはず。彼の加入は、キングスの攻撃に多方面で好影響をもたらすだろう。
一昨季にプレーオフデビューを飾り、オールスターとオールNBA3rdチーム入り、さらに初代最優秀クラッチプレーヤー賞にも輝いたフォックスは、今季の目標についてこう話す。
「僕のバスケットボールキャリアにおける次のステップは、当然チャンピオンシップを勝ち獲ることだ。それが最終的なゴールになる。プレーオフに出れば、次はそうしたくなるものさ。それこそが僕らの次のステップなんだ」
そんなフォックスについて、デローザンは現地時間7月19日(日本時間20日)に米スポーツ専門メディア『The Athletic』に公開された記事の中で、高く評価していた。
「彼はとんでもない男さ。リーグトップのポイントガードの1人。ゲームを支配し、チームを勝たせることができる能力がある。でも彼が持つ意志の強さと勝利への飢えも、毎試合見てとれるんだ」
強豪揃いのウエストで、そう簡単に2年ぶりのプレーオフ返り咲きを飾ることができるかは不透明だが、フォックスとデローザンがコート上でうまく機能するのであれば、キングスのオフェンス力はさらなる脅威となるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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この3人がオフェンスの主軸を担うわけだが、特にフォックスにとってデローザンの加入は大きいだろう。
ケビン・ハーターとマリーク・モンクがケガで離脱していた昨季終盤、フォックスはオフェンス面で相手チームの厳しいマークに遭い、特にクラッチタイムで苦戦。だが今季はデローザンがいるだけに心強いに違いない。なぜなら昨季、第4クォーターまたは延長残り5分で5点差以内のクラッチシチュエーションで、デローザンがリーグ2位の182得点、フォックスが同5位の122得点を奪っていたからだ。
加えてデローザンはキャリアを重ねるごとにプレーメーキングにも磨きをかけているため、得意のミッドレンジゲームだけでなく、ボールムーブメントを好むキングスのシステムにもフィットするはず。彼の加入は、キングスの攻撃に多方面で好影響をもたらすだろう。
一昨季にプレーオフデビューを飾り、オールスターとオールNBA3rdチーム入り、さらに初代最優秀クラッチプレーヤー賞にも輝いたフォックスは、今季の目標についてこう話す。
「僕のバスケットボールキャリアにおける次のステップは、当然チャンピオンシップを勝ち獲ることだ。それが最終的なゴールになる。プレーオフに出れば、次はそうしたくなるものさ。それこそが僕らの次のステップなんだ」
そんなフォックスについて、デローザンは現地時間7月19日(日本時間20日)に米スポーツ専門メディア『The Athletic』に公開された記事の中で、高く評価していた。
「彼はとんでもない男さ。リーグトップのポイントガードの1人。ゲームを支配し、チームを勝たせることができる能力がある。でも彼が持つ意志の強さと勝利への飢えも、毎試合見てとれるんだ」
強豪揃いのウエストで、そう簡単に2年ぶりのプレーオフ返り咲きを飾ることができるかは不透明だが、フォックスとデローザンがコート上でうまく機能するのであれば、キングスのオフェンス力はさらなる脅威となるに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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