パリ五輪

バスケ男子日本代表、ヨキッチ擁するセルビアに敗戦も八村塁が29得点!3ポイントはチーム全体で20本成功<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.07.22

日本はヨキッチ(右)擁するセルビアに敗れたものの、八村は5本の3ポイントを含む29得点とエースの役割を全うした。(C)Getty Images

 現地7月21日、バスケットボール男子日本代表(FIBAランキング26位)は、パリ五輪前最後の国際強化試合でセルビア代表(同4位)と対戦。昨季NBAで3度目のMVPに輝いたニコラ・ヨキッチ擁する強豪に100-119で敗れた。

 日本のスタメンは河村勇輝、渡邊雄太、吉井裕鷹、八村塁、ジョシュ・ホーキンソンの5人。左足ふくらはぎの肉離れで国内の強化試合を欠場していた渡邊雄太が復帰し、先発に名を連ねた。

 第1クォーター、日本はいきなり0-7とセルビアに先手を取られるが、河村のパスからホーキンソンのダンクで初得点をあげると、渡邊の3ポイント、吉井のリバースレイアップ&3ポイント、八村のジャンパーで12-12の同点に追いつく。ただその後は再びセルビアに連続得点を許し、23-33で第1クォーターを終える。

 第2クォーターは八村の3ポイントで日本が先制するが、ヨキッチを起点としたセルビアの連携プレーを止められず次々と失点。それでも、オフェンスでは終盤にジェイコブス晶、比江島慎、八村、ホーキンソンの3ポイントで一気に点差を縮め、52-59で後半戦へ。
 
 後半は河村と吉井に代わって富樫勇樹と比江島が開始から登場。しかし序盤にエースの八村が4つ目のファウルを取られてベンチに下がると、日本は連続ミスでセルビアにリードを広げられる。中盤以降は河村、富永啓生の若手が奮闘したものの、試合の流れを変えることはできなかった。

 70-91と21点ビハインドでスタートした第4クォーター、日本は馬場雄大とテーブス海が2本、八村が3本の3ポイントをヒットするなどオフェンスで奮闘。最終的に100得点に乗せ、このクォーターは30-28とセルビアを上回った。
 
 日本は八村が5本の3ポイントを含むチームトップの29得点、河村が12得点、渡邊が10得点、ホーキンソンと吉井がそれぞれ9得点をマーク。2日前のドイツ戦(●83-104)では3ポイント成功率30%(12/40)に終わったが、この試合は43.5%(20/46)と高確率で沈め、オフェンシブ・リバウンドは10本とセルビア(5本)を上回るなど、オフェンス面では収穫が多かった。

 国際強化試合を終えた日本は、オリンピック初戦(日本時間7月27日)でFIBAランキング3位のドイツと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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