日本時間７月31日に行なわれた、パリ五輪男子バスケットボールボールのグループＢ第２戦。日本は世界ランキング９位で、開催国でもある強豪フランス相手にオーバータイムまでもつれる大激戦を演じたものの、90－94で惜敗した。

　最大の山場を迎えたのは第４クォーター。70－72と２点ビハインドの残り８分31秒、ここまで24得点を稼ぎ出してきた八村塁が、この日２個目のアンスポーツマンライクファウルを吹かれまさかの退場処分となってしまう。絶対的エースを失い万事休すかと思われたが、そこから河村勇輝を中心に、残り５分の時点で78－77と逆転に成功。その後は互いにショットが外れる我慢の時間帯となったなか、日本にディフェンス面でふたつのハイライトシーンが生まれた。

　まずは残り３分35秒、ジョシュ・ホーキンソンが身長222cmの“フランスの神童”ヴィクター・ウェンバンヤマをブロック。さらに残り１分33秒には、216cmのルディ・ゴベアのダンクを渡邉飛勇が左手一本で叩き落すというスーパーブロックが飛び出した。
  　フランスが誇る超強力ツインタワーをストップしたふたつのビッグプレーに、日本のファンは大興奮。

「ホーキンソンがウェンビー止めたの見て涙出た」「日本の“The Block”」「ゴベアをブロックできる選手が日本に現われるとは」「２人のブロックはマジで大声出た」と絶賛の声がネット上にあふれかえった。

　試合は残念ながらオーバータイムの末に敗れたものの、７フッター超えのウェンバンヤマ＆ゴベアをブロックできるのであれば、もはや怖いものなどないはず。ブラジルとのグループリーグ第３戦でも、ホーキンソン＆渡邉のツインタワーに期待大だ。

構成●ダンクシュート編集部

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