現地時間８月３日（日本時間４日、日付は以下同）、パリオリンピックの男子バスケットボール競技はグループリーグの全日程が終了。これにより、決勝トーナメントへ進む８か国が出揃った。

　昨年のFIBAワールドカップを銅メダルで終えたカナダ代表は、今大会でも最大の激戦区と評されたグループＡを３戦全勝で突破。ゴールとして掲げるのはもちろん優勝。エースのシェイ・ギルジャス・アレキサンダーは「僕らは金メダルを勝ち獲るためにここへやって来た。６－０で獲りにいく」と語り、さらにこう続けた。

「いつだって勝ちたい。だから僕らは奪いに行く。本当に強いチームと対戦してきた。そして僕らは彼らを倒してきた。いくつか修正することがあるのは確かだけど、やってみせるさ」
  　ギルジャス・アレキサンダー率いるカナダが準々決勝で相まみえるのは開催国フランス。ヴィクター・ウェンバンヤマとルディ・ゴベアのツインタワーを擁する強豪国とは７月19日の強化試合に対戦して85－73で勝利しており、昨年のワールドカップのファーストラウンド初戦でも95－65で圧勝していた。

　だが、ここからは一発勝負の決勝トーナメント。６日の準々決勝を勝ち抜き、８日の準決勝へ駒を進めることができるのか。カナダとフランスの一戦は、今大会屈指の好カードになりそうだ。

文●秋山裕之（フリーライター）

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