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NBA

「なぜ彼にすべての責任をなすりつけるのか」ウエストブルックへの“不当な評価”にロバートソンが憤慨<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.08.19

新天地ナゲッツで、ウエストブルックは復活なるか。(C)Getty Images

新天地ナゲッツで、ウエストブルックは復活なるか。(C)Getty Images

 NBAのレギュラーシーズンにおける通算トリプルダブル数199回で歴代トップに君臨するラッセル・ウエストブルックは、今夏ロサンゼルス・クリッパーズからユタ・ジャズへトレード後にウェイブ(保有権放棄)され、2年契約でデンバー・ナゲッツに入団した。

 キャリア16シーズンで平均21.7点、7.1リバウンド、8.1アシスト、1.6スティールをマークする35歳のベテランガードは、オクラホマシティ・サンダー時代の2016-17シーズンにMVPへ選出されたほか、シーズン平均トリプルダブルを4度も達成した、将来の殿堂入りが確実視されているスーパースターの1人。

 2017年4月にはシーズン42回目のトリプルダブルを叩き出し、オスカー・ロバートソン(元シンシナティ・ロイヤルズほか)が保持していた41回を抜いて1シーズンにおけるNBA歴代最多記録を塗り替えた。

 現地時間8月16日(日本時間17日)に米メディア『Sports Illustrated』へ公開された記事の中で、レジェンドのロバートソンは当時をこう振り返っていた。
 
「オクラホマで私の記録を破った時、彼に会いに行ったんだ。彼はものすごいアスリートで、オクラホマのバスケットボール界とそこにいる人たちにとてつもないほど貢献していたよ」

 サンダーに在籍した11シーズンで、平均23.0点、7.0リバウンド、8.4アシスト、1.8スティールを記録したウエストブルックは、オクラホマシティの街から愛され、コミュニティなどさまざまな活動で多大な影響を与えてきた。

 ところが、2019年夏のトレードでヒューストン・ロケッツへ移籍後、ワシントン・ウィザーズ、ロサンゼルス・レイカーズ、クリッパーズとほぼ毎年のようにトレードで移籍。所属チームはナゲッツで通算6球団目となった。

 新天地ナゲッツは2023年のチャンピオンで、リーグ最高級のデュオ(ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレー)がチームの2枚看板。さらにアーロン・ゴードンやマイケル・ポーターJr.、クリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソン、ダリオ・シャリッチといった選手たちがおり、依然としてウエスタン・カンファレンス上位の戦績を残すことが見込める戦力を誇る有力チームだ。
 
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