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重鎮マジックは“レジェンド軽視”のエドワーズは眼中になし?「優勝してないヤツの声には応じない」とバッサリ<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.08.26

マジック(左)には“優勝未経験”のエドワーズ(右)の発言など届かないようだ。(C)Getty Images

 ミネソタ・ティンバーウルブズに所属する23歳の若きエース、アンソニー・エドワーズは、昨季チームをフランチャイズ史上2位の56勝26敗(勝率68.3%)の好成績へ導く殊勲者となり、オールスターに加えてオールNBA2ndチームにも選ばれた。

 193cm・102kgの頑強な肉体を持つシューティングガードは、昨季平均25.9点、5.4リバウンド、5.1アシスト、1.28スティールを残したほか、超人的なダンクをいくつも披露。リーグ有数の若手スターへ躍り出た。

 今夏にはアメリカ代表でパリオリンピックを制して金メダルも獲得したことで、自身のキャリアに新たな勲章を加えたエドワーズ。そんななか、現地時間8月19日に米メディア『The Wall Street Journal』へ公開されたインタビューで、現在と過去のNBAに関してこんな発言をしたことが話題となっていた。
 
「あの当時を見ていないから、そのことについて話せないね。今よりあの頃の方がタフだったという。けど誰でもスキルが備わっていたとは思っていない。本物のスキルが備わっていたのはたった1人(マイケル・ジョーダン)だけだった。だから、コビー(ブライアント)を見た時に『なんてこった』って反応になるのさ。でも今じゃ誰にでもスキルが備わっている」

 1990年代にシカゴ・ブルズを2度の3連覇へ導いたジョーダンは、10度の得点王に輝いた史上最高の選手の1人と評されるスーパースター。MVPに5度、ファイナルMVPに6度も選ばれたジョーダン(198cm・98kg)は、エドワーズと同じシューティングガードとして主にプレーしてきたこともあり、リスペクトも込めて比較対象に挙げたのかもしれない。

 とはいえ、90年代の同ポジションにはレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ)やクライド・ドレクスラー(元ポートランド・トレイルブレイザーズほか)、ジョー・デュマース(元デトロイト・ピストンズ)ら実力者たちがいて、後半にはコビー(元ロサンゼルス・レイカーズ)やアレン・アイバーソン(元フィラデルフィア・セブンティシクサーズほか)、レイ・アレン(元シアトル・スーパーソニックスほか)らもデビューしていた。
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エドワーズの発言をマジックがバッサリ

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