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「ヤニスはイーストで4番目の選手」ガーネットが怪物アデトクンボに低評価を下す<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.08.26

はたしてヤニスはガーネットからの低評価を覆せるか?(C)Getty Images

 昨季のミルウォーキー・バックスは、開幕直前のトレードでポートランド・トレイルブレイザーズからデイミアン・リラードを獲得。ヤニス・アデトクンボとの超強力デュオを結成し、優勝候補の最右翼と目されていた。

 しかし主力の故障離脱が相次いだこともあり、レギュラーシーズンは49勝33敗(勝率59.8%)でイースタン・カンファレンス第3シード止まり。加えてシーズン終盤にヤニスが左ふくらはぎの肉離れを起こしたためプレーオフは大黒柱抜きで臨まなければならず、1回戦でインディアナ・ペイサーズに2勝4敗で敗れ去った。

 近年は毎年チャンピオン候補に挙げられながら、ここ2年連続でプレーオフはファーストラウンド敗退と、期待を裏切るシーズンが続くバックス。チームとして黄昏時を迎えているが、一方で主砲のヤニス個人で見れば、最高級のパフォーマンスを披露し続けている。

 昨季も73試合に出場して平均30.4点、11.5リバウンド、6.5アシスト、1.2スティール、1.1ブロック、フィールドゴール成功率61.1%とモンスタースタッツをマーク。平均アシストとフィールドゴール成功率は自己ベストを更新し、オールスター&オールNBA1stチーム選出、MVP投票では4位にランクするなど、個人としては充実のシーズンを送った。
 
 これだけの成績を残しているのだから、ヤニスをイースト最高の選手と評しても間違いはないだろう。ただ、重鎮ケビン・ガーネット(元ボストン・セルティックスほか)はそうは思っていないようだ。現地時間8月23日(日本時間24日)に公開されたポッドキャスト番組『"Ticket & The Truth" podcast』で、ともにホストを務める盟友ポール・ピアースから「ヤニスがイーストのベストプレーヤーか」と問われた際に、ガーネットは否定的な意見を述べていた。

「(ジョエル)エンビード(フィラデルフィア・セブンティシクサーズ)がいるし、ジェイソン・テイタム(セルティックス)もいるから、彼がベストとは言えないね。おそらく、そこ(イースト)で4番目の選手かな?」

 これに対しピアースは「(ヤニスは)イースタン・カンファレンスで議論する余地なくベストプレーヤーだ」と異議を唱えたものの、ガーネットはヤニス率いるバックスが2年連続で1回戦敗退していることを指摘。ピアースは昨季に関してはヤニスがケガで出場できなかったことが原因だと述べたが、ガーネットは納得せず「イーストで4番目の選手だよ」と評した。

 ヤニスがガーネットに自身の価値を認めさせるためには、今季チームを2021年以来のリーグ制覇へ導くしかないだろう。

構成●ダンクシュート編集部

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