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NBA

「NBAの笑いものからここまで築き上げてきた」。グリーンが語る王者のプライド「10年後に優勝しても、それは俺たちの功績だ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.10.04

球団一筋13年目を迎えるグリーンは、相棒カリー(左)とともに今季もウォリアーズを牽引する。(C)Getty Images

球団一筋13年目を迎えるグリーンは、相棒カリー(左)とともに今季もウォリアーズを牽引する。(C)Getty Images

 現地時間10月3日、米スポーツ専門メディア『The Athletic』に、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンのインタビューが公開された。

 ウォリアーズはハワイ州ホノルル郡ライエにあるブリガムヤング大学でトレーニングキャンプに臨んでおり、6日のロサンゼルス・クリッパーズ戦からプレシーズンゲームを6試合こなし、23日に2024-25シーズンの開幕(対ポートランド・トレイルブレイザーズ)を迎える。

 チームは今夏、クレイ・トンプソンがダラス・マーベリックス、クリス・ポールがサンアントニオ・スパーズ、ダリオ・シャリッチがデンバー・ナゲッツへそれぞれ移籍。それを埋める形でカイル・アンダーソン、バディ・ヒールド、ディアンソニー・メルトンをロスターに加えた。

 昨季はウエスタン・カンファレンス9位タイの46勝36敗(勝率56.1%)でレギュラーシーズンを終え、プレーイン・ゲームでサクラメント・キングスに敗れてプレーオフ出場を逃した。ウエストは4位のクリッパーズ(51勝31敗/勝率62.2%)からウォリアーズまで、7チームが5.0ゲーム差以内にひしめき合う大混戦。今季はさらに激しい順位争いが展開される様相で、ウォリアーズのプレーオフ返り咲きは決して安泰ではない。
 
 もちろん、チームには絶対的エースで在籍16年目を迎えるステフィン・カリーが健在。その周囲にもグリーンやアンドリュー・ウィギンズ、ジョナサン・クミンガ、ブランディン・ポジェムスキー、ゲイリー・ペイトン二世、ケボン・ルーニーといった主力メンバーも残っているため、開幕前にプレーオフ争いから除外するのは性急にすぎる。

 そうしたなか、2012年のドラフト全体35位でウォリアーズからドラフトされ、今季で在籍13年目を迎えるグリーンは、自分たちが残してきた功績について次のように表現した。

「俺たちがチャンピオンシップを勝ち獲れるかどうか、いや今から7年後か10年後にチャンピオンシップを手に入れることになったとしても、それは(ここにいる)俺たちの功績なんだ」

 カリー、トンプソン、グリーンのビッグ3体制で2012-13シーズンからプレーオフ常連になったウォリアーズは、2015~19年と22年に計6回NBAファイナルへ進出し、2015、17、18、22年と4度の優勝を飾っている。

 1995年から2012年までの18シーズンでプレーオフへ駒を進めたのは、2006-07シーズンの1回だけだったことを考えれば、驚異的な躍進ぶりだ。
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