メンフィス・グリズリーズは現地時間10月12日（日本時間13日、日付は以下同）、敵地ユナイテッド・センターに乗り込み、シカゴ・ブルズとのプレシーズンマッチに挑んだ。

　過去２試合は第４クォーターにコートに立った河村勇輝だが、この日はジャ・モラント、マーカス・スマートら主力の欠場もあり、第１クォーター残り５分半に登場。残り３分に放った３ポイントはエアボールに終わるも、残り１分半にドライブから相手を引きつけてジェイレン・ウェルズのショットをアシストし、残り45秒には絶妙なノールックパスでザック・イディーのダンクを演出する。一時２桁のリードを奪われたグリズリーズだったが、河村の活躍もあり、28－28の同点で第１クォーターを終えた。

　第２クォーターの河村は残り６分にコートに立つと、２本連続でジェイ・ハフの３ポイントをお膳立てし、ディフェンスでは身体を張ってトーリー・クレッグのオフェンスファウルを誘発。前半で河村はチーム最多の４アシストをマークした。
  　51－65と14点ビハインドでスタートした第３クォーター、河村は７点を追う残り４分にコートイン。登場直後にドライブからミエ・オニのレイアップ、さらに次のオフェンスではオニの３ポイントをアシストした。

　第４クォーターは両チームともベンチプレーヤーを中心とした布陣で接戦となるなか、河村は残り８分45秒に投入。約１分後にハフのダンク、５分半には３ポイントを引き出した。グリズリーズは同点で迎えた最後の攻撃で河村が起点となり、残り10秒にウェルズが３ポイント、そして最後は河村が２本のフリースローを確実に決めて124－121で勝利を収めた。

　河村は24分間の出場で２得点、ゲームハイの８アシストに１スティール、出場時の得失点差＋17を記録。３ポイントは０／５に終わったが、交代直後すぐに結果を残すなど、チームのオフェンスを活性化しチームの逆転勝利に貢献した。

　グリズリーズのプレシーズンは残り２試合。10月15日に敵地でインディアナ・ペイサーズ、19日にホームでマイアミ・ヒートと対戦する。

構成●ダンクシュート編集部

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