現地時間10月12日のチーム練習後、マイアミ・ヒートのジミー・バトラーが、地元メディア『Miami Herald』へ今季に向けた決意を語った。
「できるだけ多くの試合でプレーしたい。その考えに変わりはない。スタッツを伸ばしていく必要はない。ただ、俺がもっと多くの試合に出場することで、このグループに勝利を重ねる機会をもたらすんだ」
昨季のバトラーは平均20.8点、5.3リバウンド、5.0アシスト、1.32スティールの成績でチームを引っ張ったものの、相次ぐケガのため60試合の出場に終わった。しかも、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのプレーイン・ゲームで右ヒザの内側側副靱帯を捻挫したことで、シカゴ・ブルズとの第8シード決定戦とボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦の全休を余儀なくされた。
ヒート在籍6年目を迎えた35歳のベテランフォワードは、有言実行するかのようにここまでのプレシーズンマッチ全4試合へ出場。16日のアトランタ・ホークス戦では約21分の出場ながらフィールドゴール成功率72.7%(8/11)でゲームハイの24得点に5リバウンド、3アシスト、3スティールをマークしてみせた。
プレシーズンマッチを3勝1敗としたヒートではバトラーのほか、タイラー・ヒーローが19得点、5リバウンド、5アシスト、ヘイウッド・ハイスミスが16得点、4リバウンドを残している。
テリー・ロジアー、ヒーロー、バトラー、ニコラ・ヨビッチ、バム・アデバヨという本来の先発陣でこの試合を戦ったヒートは、18日(日本時間19日)にメンフィス・グリズリーズとのプレシーズン最終戦い臨み、23日(同24日)のオーランド・マジック戦でレギュラーシーズン開幕を迎える。
攻守両面においてチームの核となるバトラーの仕上がりについて、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はこう話す。
「彼はディフェンスの動きも含めて、ものすごく効果的だった。皆さんご存じのように、彼は攻守両面でエリートレベルの仕事をこなせる。しかもたった24分間でやってのけた。スターター全員が、プレシーズンのどこかの時点でそれぞれ活躍してきた。でもジミーは今夜だけでもいくつか目覚ましいものがあった」
シーズンは約6か月に及ぶ長丁場。よってバトラーや他の主力がどこかのタイミングで戦線離脱してしまう可能性があることは否定できない。それでも、開幕間近の時期に大黒柱が調子を上げていることは間違いなく朗報だ。
バトラーは2025-26シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば来夏に完全FA(フリーエージェント)になることができる。今後に新たな巨額契約を結ぶ可能性もあるとはいえ、今は勝利を重ねることにフォーカスしているようだ。
「カネに関しては気にしちゃいない。今の俺には(選出されればMAX契約締結に有利とされる)オールNBAチームなんてどうでもいいんだ。キャリアのこの時点で、十分すぎるほどのカネを手にしてきた。俺は勝つためにここにいる」
2020、23年にイースタン・カンファレンスを制した“元ファイナリスト”は、自身初のリーグ制覇に向けて虎視眈々と準備を進めている。
文●秋山裕之(フリーライター)
「できるだけ多くの試合でプレーしたい。その考えに変わりはない。スタッツを伸ばしていく必要はない。ただ、俺がもっと多くの試合に出場することで、このグループに勝利を重ねる機会をもたらすんだ」
昨季のバトラーは平均20.8点、5.3リバウンド、5.0アシスト、1.32スティールの成績でチームを引っ張ったものの、相次ぐケガのため60試合の出場に終わった。しかも、フィラデルフィア・セブンティシクサーズとのプレーイン・ゲームで右ヒザの内側側副靱帯を捻挫したことで、シカゴ・ブルズとの第8シード決定戦とボストン・セルティックスとのプレーオフ1回戦の全休を余儀なくされた。
ヒート在籍6年目を迎えた35歳のベテランフォワードは、有言実行するかのようにここまでのプレシーズンマッチ全4試合へ出場。16日のアトランタ・ホークス戦では約21分の出場ながらフィールドゴール成功率72.7%(8/11)でゲームハイの24得点に5リバウンド、3アシスト、3スティールをマークしてみせた。
プレシーズンマッチを3勝1敗としたヒートではバトラーのほか、タイラー・ヒーローが19得点、5リバウンド、5アシスト、ヘイウッド・ハイスミスが16得点、4リバウンドを残している。
テリー・ロジアー、ヒーロー、バトラー、ニコラ・ヨビッチ、バム・アデバヨという本来の先発陣でこの試合を戦ったヒートは、18日(日本時間19日)にメンフィス・グリズリーズとのプレシーズン最終戦い臨み、23日(同24日)のオーランド・マジック戦でレギュラーシーズン開幕を迎える。
攻守両面においてチームの核となるバトラーの仕上がりについて、エリック・スポールストラHC(ヘッドコーチ)はこう話す。
「彼はディフェンスの動きも含めて、ものすごく効果的だった。皆さんご存じのように、彼は攻守両面でエリートレベルの仕事をこなせる。しかもたった24分間でやってのけた。スターター全員が、プレシーズンのどこかの時点でそれぞれ活躍してきた。でもジミーは今夜だけでもいくつか目覚ましいものがあった」
シーズンは約6か月に及ぶ長丁場。よってバトラーや他の主力がどこかのタイミングで戦線離脱してしまう可能性があることは否定できない。それでも、開幕間近の時期に大黒柱が調子を上げていることは間違いなく朗報だ。
バトラーは2025-26シーズンの契約がプレーヤーオプションのため、これを破棄すれば来夏に完全FA(フリーエージェント)になることができる。今後に新たな巨額契約を結ぶ可能性もあるとはいえ、今は勝利を重ねることにフォーカスしているようだ。
「カネに関しては気にしちゃいない。今の俺には(選出されればMAX契約締結に有利とされる)オールNBAチームなんてどうでもいいんだ。キャリアのこの時点で、十分すぎるほどのカネを手にしてきた。俺は勝つためにここにいる」
2020、23年にイースタン・カンファレンスを制した“元ファイナリスト”は、自身初のリーグ制覇に向けて虎視眈々と準備を進めている。
文●秋山裕之(フリーライター)
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