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NBA2年目を迎えウェンバンヤマがビルドアップ!同僚たちも「明らかにパワーアップしている」と太鼓判<DUNKSHOOT>

小川由紀子

2024.10.27

ウェンバンヤマのキャリア2年目は黒星スタートとなった。(C)Getty Images

ウェンバンヤマのキャリア2年目は黒星スタートとなった。(C)Getty Images

 NBAキャリア2年目を迎えたヴィクター・ウェンバンヤマのシーズン初戦は、ダラス・マーベリックスに109-120で敗戦と、黒星での幕開けとなった。

 ウェンバンヤマはチームハイの9リバウンドに17得点と、ダブルダブルにあと一歩という数字を記録。だがアウトサイドシュートは8本打って成功は1本のみと振るわず、フィールドゴール成功率は27.8%と、シューティングに課題を残す結果となった。

 試合後の会見では、この試合での自身のシューティングについて「感覚の問題」であると回答。「フィジカルコンディションは言い訳にできない」と前置きしつつ、ミスショットについては「試合でシュートを打つ感覚を取り戻すことが重要」だと説明している。

「自分にとって、一番重要なのはリズムに乗ってシュートを打つこと。フロアのどのエリアからでも抵抗なくシュートを打つことができるけれど、それと同時に、リズムに乗っていないと、どのエリアから打っても外してしまうんだ」
 
 ジェレミー・ソーハンからアリウープパスを受け、あとは押し込むだけなのに外したり、ドリブル中にクレイ・トンプソンにボールを奪われたり、ディフェンスでも、いつもなら叩き落とせているような相手のシュートを防ぎきれないシーンも見られ、確かに“リズムに乗っていない”感じはプレーに表われていた。

「自分は夏の途中から、選手の中にはほぼ6か月間、フルマッチを戦っていない者もいる」と、チーム全体がまだ波に乗り切れていないことを指摘したウェンビー。ただ「ではどれくらいで通常のペースを取り戻せるのか?」と尋ねられた時には「それほどかからない。1、2試合だろう」と自信を覗かせた。

 このオフには意識的に筋力増強にも励んだウェンバンヤマ。とりわけ、腹筋周りの強化に勤しんだようだが、とは言ってもジムに籠ってダンベルを黙々と上げ続けたわけではなく、身体全体を動かすトレーニングの過程で着実に筋力を増やすという手法をとっているという。
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