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「あと700本決めて」通算3ポイント成功数2500本に到達したトンプソンに、キッドHCがさらなる要求<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.04

通算3ポイント成功数2500本に到達したトンプソンだが、キッドHCはさらなる記録の上積みを要求した。(C)Getty Images

 ダラス・マーベリックスは現地時間10月31日(日本時間11月1日、日付は以下同)、ホームのアメリカンエアラインズ・センターで臨んだヒューストン・ロケッツ戦を102-108で落とし、連勝が2でストップした。

 この試合、マブズはロケッツのジェイレン・グリーンに23得点、12リバウンド、アルペレン・シェングンにも17得点、12リバウンドを奪われるなどリバウンド数で37-50と圧倒され、一度もリードできずに完敗。

 ルカ・ドンチッチがゲームハイの29得点に5リバウンド、カイリー・アービングが28得点、8リバウンド、7アシストと2枚看板が圧巻の活躍を見せた一方、新加入のクレイ・トンプソンはフィールドゴール成功率38.5%(5/13)3ポイント成功率22.2%(2/9)の計12得点と不発に終わった。

 それでも、トンプソンはこの試合を終えてレギュラーシーズン通算3ポイント成功数で2500の大台に到達。NBA史上6人目の快挙で、歴代5位のレジー・ミラー(元インディアナ・ペイサーズ/2560本)の記録を超えるまであと61本とした。
 
 3日のオーランド・マジック戦を前に、ジェイソン・キッドHC(ヘッドコーチ)は34歳のベテランの快記録について、笑みを交えながらこう称えていた。

「クレイは歴代でもベストシューターの1人。数多く(の3ポイントを)決めてきたからね。彼のことは祝福するよ。けど、我々は彼にあと700本決めることを求めている。彼は本当に練習熱心で、高いレベルのプロなんだ。それをコンスタントにやり続けるのは簡単なことじゃない。彼はそれを簡単そうにやってしまうけどね。

 だが、それこそ彼が重要な場面で何度も勝利を収めて、将来殿堂入りする所以なんだ。そんな彼に対して、我々はもっと多くのスリーを必要としている」

 マブズはマジック相手に108-85で快勝し、ウエスタン・カンファレンス4位の4勝2敗(勝率66.7%)と好位置をキープ。この日はドンチッチがゲームハイの32得点、7アシストに9リバウンドと爆発したほか、ダニエル・ギャフォードが18得点、8リバウンド、アービングが17得点、2スティール、デレック・ライブリー二世が11得点、11リバウンドと続いた。
 
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