NBA

「彼の持つ才能が僕らを導いてくれる」新顔タウンズがニックスの主砲ブランソンを称賛<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.11.10

ブランソン(右)&タウンズ(左)の新デュオは、ニックスを浮上へと導けるか。(C)Getty Images

 今季のNBAは全30チームが10試合前後を終えた現地時間11月9日(日本時間10日、日付は以下同)の時点で、ウエスタン・カンファレンスは15チームのうち11チームが勝ち越す大混戦となっている。

 その一方、イースタン・カンファレンスではクリーブランド・キャバリアーズがリーグ唯一の11戦全勝、昨季覇者ボストン・セルティックスも8勝2敗(勝率80.0%)と快調ながら、3位にいるニューヨーク・ニックスは4勝4敗(勝率50.0%)で、勝率5割以上を記録しているのはこの3チームのみ。

 そうした中、ニックスは8日のミルウォーキー・バックス戦で一度もリードを許さずに116-94で完勝。カール・アンソニー・タウンズがゲームハイの32得点に11リバウンド、5アシスト、ミケル・ブリッジズが17得点、ジェイレン・ブランソンが15得点、9アシスト、OG・アヌノビーが14得点、6リバウンド、5アシスト、3スティール、2ブロック、マイルズ・マクブライドが14得点、5リバウンド、ジョシュ・ハートが11得点、9リバウンド、7アシストと、主力がバランス良く得点を奪い勝利を掴み取った。
 
 タウンズは試合後、チームキャプテンのブランソンを称えていた。

「キャプテンが起点になっている。キャプテンが僕らを成功できるポジションへ配置してくれるんだ。彼の持つ才能によって生まれる引力で、僕ら全員をうまくいくスポットへ導いているのさ」

 オフにタウンズ、ブリッジズらを獲得するなど大型補強を敢行し、優勝候補の一角と目されていたニックスだが、序盤戦は低空飛行が続いている。ここから調子を上げ、キャブズとセルティックスの2強の間に割って入ることができるか注目だ。

文●秋山裕之(フリーライター)

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