NBAの2024-25シーズンは開幕から約3週間が経過し、イースタン・カンファレンスではクリーブランド・キャバリアーズがリーグ唯一の無敗で13連勝と突っ走っている。
ウエスタン・カンファレンスは15チームのうち11チームが勝率5割以上を残しているのに対し、イーストで勝率5割を超えているのはキャブズとボストン・セルティックス(10勝3敗/勝率76.9%)、オーランド・マジック(7勝6敗/勝率53.8%)の3チームのみだ。
王者セルティックスは、現地時間11月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行われた「エミレーツNBAカップ」(インシーズン・トーナメント)のグループラウンド初戦でアトランタ・ホークスに116-117で惜敗。それでも、翌13日にブルックリン・ネッツを139-114で一蹴し連敗を回避した。
この日はジェイソン・テイタムがゲームハイの36得点に9リバウンド、10アシストとトリプルダブル級のパフォーマンスを見せたほか、ジェイレン・ブラウンが24得点、12リバウンド、ペイトン・プリチャードが23得点、6リバウンド、8アシスト、ドリュー・ホリデーが16得点、6リバウンド、4アシスト、3スティール、サム・ハウザーが12得点、6リバウンドと続いた。
キャブズの陰に隠れる形となっているセルティックスだが、優勝した昨季とほぼ同じペース(11勝2敗)で白星を重ねており、連覇へ向けて視界良好と言っていいだろう。
しかも、チームは昨季平均20.1点、7.2リバウンド、1.95ブロックをマークしたクリスタプス・ポルジンギスが開幕から欠場中。ベストメンバーを組めていないことを考えると、まだ伸びしろがあると見ることもできる。
218cm・109kgのビッグマンは、昨季のNBAファイナルで左足の支帯断裂と後脛骨筋腱脱臼に見舞われ、オフシーズンに左足首の腱を手術。復帰は12月中の見込みで、今季のセルティックスが"完全体"になるのは最短で来月となる。
もっとも、ポルジンギスは欠場中もコートサイドからゲームを見守り、タイムアウト中に味方へアドバイスを送るなど、できる形でチームに貢献している。
地元メディア『CelticsBlog』が報じたところによると、ブラウンは「今夜の彼はよく話していたよ。サイドラインから見て思ったことを俺たちへ伝えてくれた。いい兆候さ。彼の復帰が近づいているいいシグナルでもある。彼は準備を整えていて、心と魂は俺たちとともにあった。彼の復帰が待ち切れないね」と語っている。
ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)も、29歳の元オールスタービッグマンの姿勢をこう評価していた。
「プレーできない選手がこのように関わることは重要だ。そうすることで我々のゲームを楽にしてくれる。それに彼はずっとチームと一緒にいるから、復帰後はすぐに溶け込めるだろう。それこそが責任というものだ。ずっと座って過ごすのはタフなことだからね」
セルティックスはホームのTDガーデンで16日にトロント・ラプターズと戦い、19日には今季最初のキャブズ戦を迎える。この一戦は現イーストの頂上決戦だけでなく、「NBAカップ」のグループラウンド2戦目でもある。開幕から絶好調の相手を止められるか、要注目の一戦になりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
ウエスタン・カンファレンスは15チームのうち11チームが勝率5割以上を残しているのに対し、イーストで勝率5割を超えているのはキャブズとボストン・セルティックス(10勝3敗/勝率76.9%)、オーランド・マジック(7勝6敗/勝率53.8%)の3チームのみだ。
王者セルティックスは、現地時間11月12日(日本時間13日、日付は以下同)に行われた「エミレーツNBAカップ」(インシーズン・トーナメント)のグループラウンド初戦でアトランタ・ホークスに116-117で惜敗。それでも、翌13日にブルックリン・ネッツを139-114で一蹴し連敗を回避した。
この日はジェイソン・テイタムがゲームハイの36得点に9リバウンド、10アシストとトリプルダブル級のパフォーマンスを見せたほか、ジェイレン・ブラウンが24得点、12リバウンド、ペイトン・プリチャードが23得点、6リバウンド、8アシスト、ドリュー・ホリデーが16得点、6リバウンド、4アシスト、3スティール、サム・ハウザーが12得点、6リバウンドと続いた。
キャブズの陰に隠れる形となっているセルティックスだが、優勝した昨季とほぼ同じペース(11勝2敗)で白星を重ねており、連覇へ向けて視界良好と言っていいだろう。
しかも、チームは昨季平均20.1点、7.2リバウンド、1.95ブロックをマークしたクリスタプス・ポルジンギスが開幕から欠場中。ベストメンバーを組めていないことを考えると、まだ伸びしろがあると見ることもできる。
218cm・109kgのビッグマンは、昨季のNBAファイナルで左足の支帯断裂と後脛骨筋腱脱臼に見舞われ、オフシーズンに左足首の腱を手術。復帰は12月中の見込みで、今季のセルティックスが"完全体"になるのは最短で来月となる。
もっとも、ポルジンギスは欠場中もコートサイドからゲームを見守り、タイムアウト中に味方へアドバイスを送るなど、できる形でチームに貢献している。
地元メディア『CelticsBlog』が報じたところによると、ブラウンは「今夜の彼はよく話していたよ。サイドラインから見て思ったことを俺たちへ伝えてくれた。いい兆候さ。彼の復帰が近づいているいいシグナルでもある。彼は準備を整えていて、心と魂は俺たちとともにあった。彼の復帰が待ち切れないね」と語っている。
ジョー・マズーラHC(ヘッドコーチ)も、29歳の元オールスタービッグマンの姿勢をこう評価していた。
「プレーできない選手がこのように関わることは重要だ。そうすることで我々のゲームを楽にしてくれる。それに彼はずっとチームと一緒にいるから、復帰後はすぐに溶け込めるだろう。それこそが責任というものだ。ずっと座って過ごすのはタフなことだからね」
セルティックスはホームのTDガーデンで16日にトロント・ラプターズと戦い、19日には今季最初のキャブズ戦を迎える。この一戦は現イーストの頂上決戦だけでなく、「NBAカップ」のグループラウンド2戦目でもある。開幕から絶好調の相手を止められるか、要注目の一戦になりそうだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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