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NBA

「Gリーグにいるべきだ」。ブロニーの“VIP待遇”をバークレーが非難「レイカーズにも、レブロンにとっても良くない」<DUNKSHOOT>

ダンクシュート編集部

2024.11.29

偉大な父レブロン(左)とともにレイカーズで1年目を戦うブロニーだが、現状は戦力になれていない。(C)Getty Images

偉大な父レブロン(左)とともにレイカーズで1年目を戦うブロニーだが、現状は戦力になれていない。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・レイカーズのブロニー・ジェームズは今季、偉大なる父のもとでルーキーシーズンを過ごしているが、現在は我慢の時期に突入している。元NBA選手で殿堂入りを果たしているチャールズ・バークレーは、ブロニーの“VIP待遇”を受けてチームの体制に物申した。

 12月30日に40歳を迎える“キング”レブロン・ジェームズを父に持つ20歳のブロニーは、2024年NBAドラフトでレイカーズから全体55位指名を受けると、2巡目指名ルーキーとしては異例の4年契約を締結。現地10月22日に行なわれたミネソタ・ティンバーウルブズとの開幕戦でデビューを飾るとともに、NBA史上初の親子共演も果たした。

 10月30日のクリーブランド・キャバリアーズ戦では、第4クォーター残り5分16秒から出場して、残り2分3秒に左サイドからのプルアップジャンパーでNBA初得点をマーク。しかし11月10日以降は出場機会がなく、NBAではここまで6試合の出場で平均2.7分、0.7点、0.2リバウンド、0.3アシスト、フィールドゴール成功率16.7%(1/6)という成績となっている。

 経験を積むため、下部のGリーグでもプレーしているが、2試合に出場して平均5.0点、2.5リバウンド、3.0アシストと振るわず。さらにGリーグでは“ホームゲームにしか出場しない”という報道もあり、これにバークレーが嚙みついた。ポッドキャスト『The Bettor Angle』に出演した際、次のように語っている。
 
「開幕戦でちょっとしたセレモニーのように(親子共演が)取り上げられたけど、彼(ブロニー)はNBAでプレーする準備ができていない。Gリーグにいるべきだ。(NBAの)ベンチに座り続けるのは得策じゃない。Gリーグではホームゲームだけしかプレーしないだって? バカげてるな」

 また、バークレーはレイカーズとレブロンがこのプランにゴーサインを出したことも非難している。

「彼(ブロニー)にとってフェアじゃないし、チームにとってもフェアじゃない。チームのコーチのことを想像できるかい? 遠征から帰ってきたら、1~2週間も会っていない選手がいるんだ。しかも、プレーさせなければいけないと感じる。彼ら(チームの選手やスタッフ)はブロニーに好意を持っていないと思う。レイカーズにとっても良くないことだ。レブロンがこれまでやってきたことは全て好きだけど、これはレブロンにとっても良くないことだと思う」

 実力より話題性が先行している状況だけに、ブロニーとしては自らのプレーと結果で周囲の喧騒をかき消すしかないだろう。

構成●ダンクシュート編集部
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