球界のスーパースターも思わず唸り声を上げた。

　現地12月８日、NBAロサンゼルス・レイカーズは本拠地でポートランド・トレイルブレイザーズと対戦し、107-98で逆転勝利を収めた。八村塁はチームトップのプレータイム（38分56秒）で今季２度目の20点超えとなる最多23得点を挙げ、５リバウンド、２アシスト、４スティールをマーク。この日スタンドで観戦した大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）、真美子夫人の目の前で大きな存在感を発揮した。

　日本だけでなく、いまや世界の野球界をけん引する大谷も思わず見入った。八村は第２クォーター残り８分半、ディアンジェロ・ラッセルからボールを受け取ると、右からドリブルでゴール前に切り込み、ディフェンスを強引に振り切りながらパワフルなレイアップを決めた。

　地元局『Sports Net LA』は大谷夫妻に映像を切り替えると、八村の力強いプレーに夫妻は笑顔で拍手を送った。スロー映像では大谷が「おお～！うまい」と、八村の得点プレーについて漏らした瞬間を捉え、そのプレーについて隣に座る真美子夫人が解説するかのような素振りをみせた。
  　真美子夫人は現役時代、Ｗリーグ富士通レッドウェーブなどで活躍した元バスケットボール選手で、早稲田大時代には大学日本代表としてユニバーシアードに出場したかなりの実力者だ。先月には夫の同僚であるムーキー・ベッツの自宅で行なわれたホームパーティーに参加し、夫婦でバスケットを楽しむ様子がSNSにアップされた。その動画には真美子夫人が革ジャン姿のままボールを手にすると、笑顔で右45度から綺麗な放物線を描いたジャンプシュートをリングにズバッと決める華麗なシーンが収められていた。

　チームの大黒柱であるレブロン・ジェームズが欠場した試合で、攻守で躍動した八村。試合後には大谷について言及しており、同じロサンゼルスを拠点に世界と戦う日本人スターの来場は大きな刺激となったようだ。

「来てもらって嬉しかったです。チームが勝てて、僕も活躍できて良かったです。LAという大きな舞台でサポートし合いながら、彼は優勝しましたけど、僕も優勝を目指してやっています」

構成●THE DIGEST編集部

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