ニコラ・ヨキッチ(デンバー・ナゲッツ)が止まらない。キャリアハイの56得点を叩き出した現地時間12月7日(日本時間8日、日付は以下同)のワシントン・ウィザーズ戦に続き、翌8日のアトランタ・ホークス戦では48得点と連夜の大爆発。波に乗り切れないチームを獅子奮迅の働きで牽引し、141-111の快勝に導いた。
この日のヨキッチは48得点(フィールドゴール17/29、3ポイント3/6、フリースロー11/13)、14リバウンド、8アシスト、3スティールと縦横無尽の大活躍。前の試合でも56得点を叩き出していただけに、ホークスとしても最大限の注意を払っていただろうが、実際にコート上で対峙したダイソン・ダニエルズはお手上げ状態でこう話した。
「あの男を阻止するのは難しい。彼に大活躍を許すか、それとも他の選手たちの爆発を覚悟しないといけない。僕たちは彼に対してダブルチーム、トリプルチームを送ったから、正しいゲームプランではあったけど、全然うまくいかなかった。ヨキッチが僕らを粉砕したんだ。
彼のような選手はタフだね。ただでさえ、彼をスローダウンさせるのは難しいんだ。もっと堅実に、ポケットパスを防いで彼のプレーを難しく仕向けなきゃいけない。今夜の僕らはずさんで、彼らのやりたいことを許してしまった」
211cm・129kgの巨体に超高度なバスケットボールIQと豊富なスキル、広いコートビジョンを兼備するヨキッチは今季、例年以上の支配力を発揮。平均32.3点、13.6リバウンド、10.2アシストはいずれもリーグトップ3に入っていて、3ポイント成功率50.6%(平均2.2本成功)でも3位と、ビッグマンの域を超越したアンストッパブルな存在と言っても過言ではない。
『NBA.com』が発表した最新のMVPレース予想でも1位にランクされており、2年連続4回目の戴冠も視野に入る。今後は停滞するチームを引き上げるべくさらにギアを上げそうで、彼と対戦する29チームは一層の警戒が必要になるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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この日のヨキッチは48得点(フィールドゴール17/29、3ポイント3/6、フリースロー11/13)、14リバウンド、8アシスト、3スティールと縦横無尽の大活躍。前の試合でも56得点を叩き出していただけに、ホークスとしても最大限の注意を払っていただろうが、実際にコート上で対峙したダイソン・ダニエルズはお手上げ状態でこう話した。
「あの男を阻止するのは難しい。彼に大活躍を許すか、それとも他の選手たちの爆発を覚悟しないといけない。僕たちは彼に対してダブルチーム、トリプルチームを送ったから、正しいゲームプランではあったけど、全然うまくいかなかった。ヨキッチが僕らを粉砕したんだ。
彼のような選手はタフだね。ただでさえ、彼をスローダウンさせるのは難しいんだ。もっと堅実に、ポケットパスを防いで彼のプレーを難しく仕向けなきゃいけない。今夜の僕らはずさんで、彼らのやりたいことを許してしまった」
211cm・129kgの巨体に超高度なバスケットボールIQと豊富なスキル、広いコートビジョンを兼備するヨキッチは今季、例年以上の支配力を発揮。平均32.3点、13.6リバウンド、10.2アシストはいずれもリーグトップ3に入っていて、3ポイント成功率50.6%(平均2.2本成功)でも3位と、ビッグマンの域を超越したアンストッパブルな存在と言っても過言ではない。
『NBA.com』が発表した最新のMVPレース予想でも1位にランクされており、2年連続4回目の戴冠も視野に入る。今後は停滞するチームを引き上げるべくさらにギアを上げそうで、彼と対戦する29チームは一層の警戒が必要になるだろう。
文●秋山裕之(フリーライター)
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