今季のロサンゼルス・クリッパーズは、大黒柱のカワイ・レナードが右ヒザ炎症のリハビリのため開幕から無期限離脱と報じられ、不安のままシーズンを迎えた。
しかし、開幕6戦を2勝4敗と負け越したところから4連勝、連敗を挟んで5連勝と白星先行へ好転し、現地12月19日時点でウエスタン・カンファレンス5位の16勝12敗(勝率57.1%)と善戦している。
チームトップの平均23.7点をマークするノーマン・パウエルを筆頭に、ジェームズ・ハーデンが22.2点、6.4リバウンド、8.3アシスト、1.56スティール、イビツァ・ズバッツが15.1点、12.3リバウンド、2.4アシスト、1.00ブロックを記録。
アミール・コフィーやデリック・ジョーンズJr.、ケビン・ポーターJr.といったウイング陣の奮闘も光り、ディフェンシブ・レーティングでリーグ6位の108.0、相手の3ポイント成功率を34.0%、平均成功数12.6本(ともにリーグ5位)に抑えるなど、守備面を強化して勝ちにつなげている。
さらに朗報として、19日~23日に行なわれるアウェー3連戦の遠征にレナ―ドが同行することになった。
具体的な復帰時期は未定ながら、レナードはシューティングを皮切りに復帰へ向けて始動しており、チーム練習にも参加。ハーデンは17日にこうコメントしていた。
「最高さ。あれがカワイ・レナードだ。フルメニューの練習に彼が加わったら、もっと楽しくなるだろうね。彼は少しずつコートへ戻ろうとしているところだ。彼の準備が整えば、俺たちも対応していくさ」
18日のチーム練習ではコンタクトありの5対5にも参加したようだが、一方でアウェー3連戦でレナードが復帰することはないと、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は慎重な姿勢を崩していない。
「コンタクトありの5対5をやってみて、彼の状態をチェックしていく。(右ヒザが)腫れていないか、何か障害が起きていないかを確認する。あとはロードの遠征中でもメディカルスタッフと多くの時間でリハビリをしていく」
レナードは昨季、クリッパーズ加入後最多の68試合に出場し、平均23.7点、6.1リバウンド、3.6アシスト、1.63スティールにフィールドゴール成功率52.5%、3ポイント成功率41.7%(平均2.1本成功)、フリースロー成功率88.5%の成績を残してオールスターとオールNBA2ndチームに選出された。
ところが、右ヒザ炎症のためレギュラーシーズン最後の8試合を欠場。プレーオフでも第2、3戦に出場したのち第4戦から再び離脱したため、4月26日を最後に公式戦のコートへ立てていない。
チームの大黒柱として、本人ももどかしい気持ちはあるだろう。しかしようやくプレーができるという喜び、そしてそこに至るまでの努力を、指揮官も感じているようだ。
「彼がより楽しめているのは見ていてわかるよ。この位置へ来るまで、彼は一生懸命やってきた。だから今日5対5ができたことは彼にとってものすごく大きなステップになった。メディカルスタッフも素晴らしい仕事をしてくれている」
着実に今季初出場へ近づいているレナード。守備を武器に奮戦するチームが“完全体”になることで、どんな進化を遂げるのか気になるところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
しかし、開幕6戦を2勝4敗と負け越したところから4連勝、連敗を挟んで5連勝と白星先行へ好転し、現地12月19日時点でウエスタン・カンファレンス5位の16勝12敗(勝率57.1%)と善戦している。
チームトップの平均23.7点をマークするノーマン・パウエルを筆頭に、ジェームズ・ハーデンが22.2点、6.4リバウンド、8.3アシスト、1.56スティール、イビツァ・ズバッツが15.1点、12.3リバウンド、2.4アシスト、1.00ブロックを記録。
アミール・コフィーやデリック・ジョーンズJr.、ケビン・ポーターJr.といったウイング陣の奮闘も光り、ディフェンシブ・レーティングでリーグ6位の108.0、相手の3ポイント成功率を34.0%、平均成功数12.6本(ともにリーグ5位)に抑えるなど、守備面を強化して勝ちにつなげている。
さらに朗報として、19日~23日に行なわれるアウェー3連戦の遠征にレナ―ドが同行することになった。
具体的な復帰時期は未定ながら、レナードはシューティングを皮切りに復帰へ向けて始動しており、チーム練習にも参加。ハーデンは17日にこうコメントしていた。
「最高さ。あれがカワイ・レナードだ。フルメニューの練習に彼が加わったら、もっと楽しくなるだろうね。彼は少しずつコートへ戻ろうとしているところだ。彼の準備が整えば、俺たちも対応していくさ」
18日のチーム練習ではコンタクトありの5対5にも参加したようだが、一方でアウェー3連戦でレナードが復帰することはないと、タロン・ルーHC(ヘッドコーチ)は慎重な姿勢を崩していない。
「コンタクトありの5対5をやってみて、彼の状態をチェックしていく。(右ヒザが)腫れていないか、何か障害が起きていないかを確認する。あとはロードの遠征中でもメディカルスタッフと多くの時間でリハビリをしていく」
レナードは昨季、クリッパーズ加入後最多の68試合に出場し、平均23.7点、6.1リバウンド、3.6アシスト、1.63スティールにフィールドゴール成功率52.5%、3ポイント成功率41.7%(平均2.1本成功)、フリースロー成功率88.5%の成績を残してオールスターとオールNBA2ndチームに選出された。
ところが、右ヒザ炎症のためレギュラーシーズン最後の8試合を欠場。プレーオフでも第2、3戦に出場したのち第4戦から再び離脱したため、4月26日を最後に公式戦のコートへ立てていない。
チームの大黒柱として、本人ももどかしい気持ちはあるだろう。しかしようやくプレーができるという喜び、そしてそこに至るまでの努力を、指揮官も感じているようだ。
「彼がより楽しめているのは見ていてわかるよ。この位置へ来るまで、彼は一生懸命やってきた。だから今日5対5ができたことは彼にとってものすごく大きなステップになった。メディカルスタッフも素晴らしい仕事をしてくれている」
着実に今季初出場へ近づいているレナード。守備を武器に奮戦するチームが“完全体”になることで、どんな進化を遂げるのか気になるところだ。
文●秋山裕之(フリーライター)
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