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「彼には愛情しかない」デュラントが俊英カニングハムを絶賛「今年は次のレベルにはばたくかも」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2024.12.24

デュラント(右)が俊英カニングハム(左)を絶賛した。(C)Getty Images

 現地時間12月21日(日本時間22日、日付は以下同)、フェニックス・サンズは本拠地フットプリント・センターで行なわれたデトロイト・ピストンズとの試合で、接戦の末に125-133で敗れた。

 サンズはケビン・デュラントがフィールドゴール成功率53.8%(14/26)、3ポイント成功率44.4%(4/9)、フリースロー11本をノーミスで決めてゲームハイの43得点に5リバウンド、6アシスト、2スティールと躍動。また、ブラッドリー・ビールが26得点、6リバウンド、5アシスト、タイアス・ジョーンズが19得点、ロイス・オニールが11得点、2スティール、ユスフ・ヌルキッチが10得点、7リバウンド、6アシスト、2スティールをマークしたものの、一歩及ばず惜敗した。

 開幕直後こそ絶好調だったサンズだが、ここ8試合で2勝6敗と失速。とりわけデュラントは直近3戦で計103得点と爆発しながらいずれも勝てておらず、順位もウエスタン・カンファレンス10位タイの14勝14敗(勝率50.0%)まで後退している。

 自らの活躍が勝利に結びつかないもどかしい試合が続くなかで、デュラントはピストンズとの激闘を終えた直後に相手エースのケイド・カニングハムとハグ。ともにワークアウトした仲でもある23歳の俊英に対してリスペクトを隠さず、ゲーム後にこう称えていた。
 
「アイツは俺の友人でね。ケイドには愛情しかない。彼のことは(カニングハムの)高校時代から知っている。6フィート7インチ(201cm/公称は198cm)のポイントガードでなんでもこなすんだ。今年の彼はオールスター入りし、次のレベルへと羽ばたくかもしれないと見ている。俺たちは競い合うから、彼との対戦はいつも楽しいものなんだ」

 キャリア4年目の今季、カニングハムは平均24.0点、7.1リバウンド、9.7アシスト、1.0ブロックに3ポイント成功率38.5%(平均2.5本成功)と自己最高のシーズンを送っている。

 一方のデュラントも、36歳になって迎えたキャリア17年目の今季も平均27.4点、6.6リバウンド、3.9アシスト、1.2ブロックと一線級のスタッツをマーク。フィールドゴール成功率52.4%、3ポイント成功率42.1%(平均2.6本成功)、フリースロー成功率83.0%とショットの精度も高い。

 サンズとピストンズはカンファレンスが異なるため、プレーオフを勝ち上がってNBAファイナルへと駒を進めない限り、シーズン中に対戦できるのは2回のみ。2025年1月18日の今季第2ラウンドでも、互いをリスペクトし合うデュラントとカニングハムはそれぞれのチームを勝利へ導くべく、コート上で激しいマッチアップを繰り広げることだろう。

文●秋山裕之(フリーライター)

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