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クリッパーズを支えたパウエルが盟友レナードの復帰を大歓迎「ここからチームを築くだけ。本当に楽しみ」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.01.06

パウエル(右)がレナード(左)の復帰を歓迎した。(C)Getty Images

 現地時間1月4日(日本時間5日、日付は以下同)、ロサンゼルス・クリッパーズはホームのインテュイット・ドームでアトランタ・ホークスと対戦。2連戦の2日目となった相手にファーストブレイクポイントで46-14、ペイント内スコアでも74-40と圧倒し、131-105で快勝した。

 連敗を2でストップしたクリッパーズは、ノーマン・パウエルの20得点、4リバウンド、2スティールを筆頭に、イビツァ・ズバッツが18得点、18リバウンド、4アシスト、アミール・コフィーが17得点、4リバウンド、ジェームズ・ハーデンが10得点、15アシストを記録するなど、計8選手が2桁得点をマーク。今季成績を20勝15敗(勝率57.1%)とし、ウエスタン・カンファレンス5位タイに浮上した。

 そして、右ヒザ炎症のためトレーニングキャンプから別メニューをこなし、開幕から欠場が続いていたカワイ・レナードが、シーズン35試合目にして待望の今季初出場。スターターとして出場し、19分25秒のプレータイムで12得点、3リバウンド、1アシスト、1スティールをマークして勝利に貢献した。
 
 今季のクリッパーズは、ここまでパウエルがフィールドゴール成功率48.1%、3ポイント成功率43.9%(平均3.6本成功)と高確率でショットを沈め、チームトップの平均23.5点をマーク。レナード不在の穴を懸命に埋めてきた"代理エース"は、大黒柱のカムバックを大歓迎している。

「彼とはずっと話してきたし、『復帰するのが待ち切れない』と言ってきた。今季は僕とジェームズが警戒されてきたんだ……。(けど)カワイがフロアにいることで、相手チームの選手たちをすごく引きつけてくれるし、ダブルチームだってされる。僕もようやくキャッチ&シュートで3ポイントを打てるよ。本当に楽しみだ。最初の試合でも彼は本当に良く見えた。あとはここからチームを築き続けていくだけさ」

 レナードとパウエルはともにトロント・ラプターズに在籍した2019年、チームの球団初優勝を分かち合ったいわば盟友。旧知の2人に導かれたクリッパーズの、さらなる躍進に期待したい。

文●秋山裕之(フリーライター)

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