2019年の加入からマイアミ・ヒートの絶対的エースとして君臨してきたジミー・バトラーだが、昨夏に延長契約がまとまらずチームとの関係が悪化。
現地時間1月2日(日本時間3日、日付は以下同)にバトラーは「バスケットボールのプレーを楽しめる自分を取り戻したい」などと語り、記者からの「ヒートで楽しみを取り戻すことができるのか?」という質問に対して「おそらくそれはない」と返答。翌日にヒートはチームに不利益となる行為を何度も繰り返したとして7試合の出場停止処分を科した。
騒動の影響か今年に入ってチームは1勝3敗と黒星が先行していたが、7日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に114-98で勝利し、イースタン・カンファレンス6位の18勝17敗(勝率51.4%)とした。
連敗を3でストップしたヒートは、バム・アデバヨが19得点、9リバウンド、5アシスト、ハイメ・ハケスJr.が18得点、5リバウンド、タイラー・ヒーローが14得点、8リバウンド、3アシスト、ベンチからニコラ・ヨビッチが20得点、6リバウンド、4アシスト、ダンカン・ロビンソンが12得点、8アシスト、アレック・バークスが11得点をあげて勝利に貢献した。
そうしたなか、この日公開された球団OBのユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホスト役を務めるポッドキャスト番組『The OGs』にヒーローがゲスト出演。24歳のシューティングガードは、2006、12、13年とヒートを3度の優勝に導いたレジェンドのドゥエイン・ウェイドを引き合いに出して自身のゴールについて言及した。
「僕は心底マイアミにチャンピオンシップをもたらしたいんだ。オールスターになりたいし、王座も獲得したい。そしてコミュニティへ恩返しがしたい。この街にD-Wade(ウェイド)と同じような影響を与えたいんだ。もちろん、彼の功績にはまだまだ及ばない。ここはずっと“ウェイド・カウンティ”だからね」
2019年のドラフト1巡目13位でヒートから指名されたヒーローは、類まれなシュート力と物怖じしないハートの強さでルーキーシーズンからローテーション入り。2020年のプレーオフでは平均16.0点、5.1リバウンドと躍動し、NBAファイナル進出に大きく貢献。3年目の2021-22シーズンには平均20.7点をあげて最優秀シックスマン賞に輝いた。
在籍6年目の今季は開幕から全35試合にフル出場し、平均23.6点、5.6リバウンド、5.0アシストと主要3部門の成績で自己ベストの数字を残している。
バトラーが事実上ヒートと決別した今、ヒーローはバム・アデバヨとともにチームを牽引するリーダーとなって、さらなる活躍が期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
キャリア最高のシーズンを送るヒートのヒーローが初のオールスター入りに自信「自分にはその価値があると思う」<DUNKSHOOT>
2019年ドラフト組のヒーローが初の週間MVP受賞!ドンチッチは今季初、通算14回目の戴冠|NBA第7週
バトラーのトレードに向けて複数球団と交渉中のヒート。貪欲に勝利を目指すチームの最善のシナリオは?<DUNKSHOOT>
現地時間1月2日(日本時間3日、日付は以下同)にバトラーは「バスケットボールのプレーを楽しめる自分を取り戻したい」などと語り、記者からの「ヒートで楽しみを取り戻すことができるのか?」という質問に対して「おそらくそれはない」と返答。翌日にヒートはチームに不利益となる行為を何度も繰り返したとして7試合の出場停止処分を科した。
騒動の影響か今年に入ってチームは1勝3敗と黒星が先行していたが、7日のゴールデンステイト・ウォリアーズ戦に114-98で勝利し、イースタン・カンファレンス6位の18勝17敗(勝率51.4%)とした。
連敗を3でストップしたヒートは、バム・アデバヨが19得点、9リバウンド、5アシスト、ハイメ・ハケスJr.が18得点、5リバウンド、タイラー・ヒーローが14得点、8リバウンド、3アシスト、ベンチからニコラ・ヨビッチが20得点、6リバウンド、4アシスト、ダンカン・ロビンソンが12得点、8アシスト、アレック・バークスが11得点をあげて勝利に貢献した。
そうしたなか、この日公開された球団OBのユドニス・ハズレムとマイク・ミラーがホスト役を務めるポッドキャスト番組『The OGs』にヒーローがゲスト出演。24歳のシューティングガードは、2006、12、13年とヒートを3度の優勝に導いたレジェンドのドゥエイン・ウェイドを引き合いに出して自身のゴールについて言及した。
「僕は心底マイアミにチャンピオンシップをもたらしたいんだ。オールスターになりたいし、王座も獲得したい。そしてコミュニティへ恩返しがしたい。この街にD-Wade(ウェイド)と同じような影響を与えたいんだ。もちろん、彼の功績にはまだまだ及ばない。ここはずっと“ウェイド・カウンティ”だからね」
2019年のドラフト1巡目13位でヒートから指名されたヒーローは、類まれなシュート力と物怖じしないハートの強さでルーキーシーズンからローテーション入り。2020年のプレーオフでは平均16.0点、5.1リバウンドと躍動し、NBAファイナル進出に大きく貢献。3年目の2021-22シーズンには平均20.7点をあげて最優秀シックスマン賞に輝いた。
在籍6年目の今季は開幕から全35試合にフル出場し、平均23.6点、5.6リバウンド、5.0アシストと主要3部門の成績で自己ベストの数字を残している。
バトラーが事実上ヒートと決別した今、ヒーローはバム・アデバヨとともにチームを牽引するリーダーとなって、さらなる活躍が期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
キャリア最高のシーズンを送るヒートのヒーローが初のオールスター入りに自信「自分にはその価値があると思う」<DUNKSHOOT>
2019年ドラフト組のヒーローが初の週間MVP受賞!ドンチッチは今季初、通算14回目の戴冠|NBA第7週
バトラーのトレードに向けて複数球団と交渉中のヒート。貪欲に勝利を目指すチームの最善のシナリオは?<DUNKSHOOT>
関連記事
- キャリア最高のシーズンを送るヒートのヒーローが初のオールスター入りに自信「自分にはその価値があると思う」<DUNKSHOOT>
- 2019年ドラフト組のヒーローが初の週間MVP受賞!ドンチッチは今季初、通算14回目の戴冠|NBA第7週
- バトラーのトレードに向けて複数球団と交渉中のヒート。貪欲に勝利を目指すチームの最善のシナリオは?<DUNKSHOOT>
- 「彼はレブロンやウェイドを追い出した」ピアースがヒート球団社長のライリーを批判「今度はバトラーを追い出そうとしている」<DUNKSHOOT>
- 「欠点を隠すことはできない」バークレーがレイカーズのレディックHCを酷評「効果のない古い戦略を続けている」<DUNKSHOOT>