現地時間１月17日（日本時間18日、日付は以下同）、メンフィス・グリズリーズは敵地フロストバンク・センターでサンアントニオ・スパーズと対戦。140－112で快勝を収め、今季成績をウエスタン・カンファレンス３位の27勝15敗（勝率64.3％）とした。

　バック・トゥ・バックでの試合となった両チーム。グリズリーズのスターターはデズモンド・ベイン、ジェイレン・ウェルズ、ジャレン・ジャクソンJr.、ザック・イディーに加え、右足の痛みで欠場した主砲ジャ・モラントに代わってルーク・ケナードが先発出場。対するスパーズはクリス・ポール、デビン・ヴァッセル、ステフォン・キャッスル、ハリソン・バーンズ、ヴィクター・ウェンバンヤマの５人がスターティングラインナップに並んだ。

　15日の試合ではグリズリーズが後半を78－52と圧倒して大逆転勝利を飾ったが、この日も猛獣たちがセカンドハーフに牙を剥く。62－64と２点ビハインドで迎えた第３クォーター、面白いようにシュートを決めつつ相手のオフェンスをシャットアウトし、40－22と一気に形勢逆転。第４クォーターも勢いは止まらず38－26と猛攻を展開し、エース不在のなかでも最大31点差をつけ相手をブローアウトしてみせた。
  　グリズリーズはベンチ出場のサンティ・アルダマがゲームハイの29得点をマークしたほか、ベインが22得点に14アシスト、ウェルズも22得点に加え、第４クォーターにはウェンバンヤマ越しに片足３ポイントを決めるハイライトプレーを披露。スパーズはヴァッセルがチーム最多の21得点、キャッスルが20得点、ウェンバンヤマが19得点に12リバウンドをマークした。

　こういった展開となれば、日本のみならずメンフィスのファンが期待するのは河村勇輝の出場。第４クォーター残り２分７秒、30点リードの場面でコーチに呼ばれると、いつものように一礼し５試合ぶりにNBAのコートへ。ただ、ほとんどボールに触ることなくブザーを迎え、スタッツシートにはゼロが並んだ。

　グリズリーズの次戦は中２日空いて20日、本拠地フェデックス・フォーラムでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦する。連勝を３に伸ばせるか、また河村に出番はあるのか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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